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トランプ氏、地方部での支持縮小が鮮明に-前回選挙の「熱狂」冷める

  • 地方部有権者のトランプ氏への支持は4年前ほど盤石に見えず
  • 地方部と小規模都市でトランプ氏の支持率55%-5月時点62%

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2016年の米大統領選では、地方部での強い支持がトランプ大統領の誕生に寄与した。しかし、今回は地方部有権者のトランプ氏への支持は前回ほど盤石には見えず、主要激戦州での結果が変わる可能性がある。

  民主党候補バイデン前副大統領も地方部で優勢とはとても言い難い。地方部の道路沿いの芝生にはトランプ氏とペンス副大統領の名前が書かれた看板が並び、納屋には横断幕が掲げられて、ピックアップトラックには現職2人を支持する旗がはためいている。

  しかし、各世論調査からは、トランプ氏への支持が4年前に比べて弱まっていることが示されている。接戦が予想され、一握りの州の結果が勝敗を左右するとみられる今回の選挙では、中核となる支持者がわずかでも離れれば命取りになる可能性がある。

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NYTとシエナ大学の調査によると、ウィスコンシン州地方部での支持率はトランプ氏が50%でバイデン氏は45%

写真家:ゲッティイメージズ経由のKamil Krazacczynski / AFP

  米国の非都市部では、それ以外の地域より60%速いペースで新型コロナウイルスの感染が広がっている。そうした打撃を和らげるべくトランプ大統領は農業補助金を拠出しているが、農業部門は新型コロナ禍の前でさえ、トランプ氏が始めた中国との貿易戦争で苦しんでいた。今年1月の米中貿易第1段階合意の後にトランプ氏が約束した中国による米農産品の大量購入もまだ実現していない。

地方部有権者の支持縮小

  前回大統領選の出口調査では、トランプ氏は地方部有権者の間では28ポイント差で勝利していた。それが今回、サーベイUSAが10月16-19日に実施した世論調査では、地方部有権者間のトランプ氏のリードは15ポイント(56%対41%)に縮小している。

  また、ギャラップが9月30日から10月15日にかけて行った調査では、5月時点では62%だった地方部および小規模都市でのトランプ氏の支持率は55%に落ち込んだ。

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ミシガン州マスキーゴンでの集会で登壇するトランプ氏(17日)

写真家:ゲッティイメージズ経由のマンデルンガン/ AFP

  米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)とシエナ大学が今月に入って実施した世論調査では、ウィスコンシン州地方部での支持率はトランプ氏が50%でバイデン氏は45%。16年選挙の出口調査では、トランプ氏は民主党候補クリントン元国務長官に62%対35%の大差をつけていた。

  最近の各世論調査をまとめたリアルクリアポリティクスの平均では、バイデン氏がウィスコンシン州で4.6ポイント、ミシガン州で7.8ポイント、ペンシルベニア州で5.1ポイント、それぞれリードしている。

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原題:
Trump’s Rural Edge Shrinks With Enthusiasm Fading in Key States(抜粋)

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