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ペロシ議長とムニューシン長官、互いを非難-米景気対策協議停滞

更新日時
  • 景気対策協議を前に進める責任はトランプ大統領にある-ペロシ議長
  • ペロシ議長が歩み寄りに前向きなら合意成立する-ムニューシン長官

ペロシ米下院議長とムニューシン財務長官は23日、追加景気対策の協議停滞を巡り、いずれも相手側に責任があるとの姿勢を示した。11月3日の選挙前に法案通過に向けて事態が動き出すとの見通しは、急速に後退している。  

House Speaker Nancy Pelosi Holds Weekly News Conference

ペロシ下院議長

撮影:アルドラゴ/ブルームバーグ

  ペロシ議長は、景気対策協議を前に進める責任はトランプ大統領にあると主張。議長側とホワイトハウスとの間で約2兆ドル(約210兆円)規模の景気対策の合意がまとまれば、消極的な共和党に受け入れを説得する義務はトランプ氏にあると述べた。

  ペロシ氏はMSNBCとのインタビューで、「トランプ大統領が望むなら選挙前の可決は可能だ」と話した。

米経済対策法案の選挙前可決は可能、トランプ氏協力すれば-ペロシ氏

  これに対してムニューシン長官は、協議にはかなりの進展があったとした上で、民主党が優先事項とする点についてペロシ氏が妥協せずに合意を妨げていると非難。ホワイトハウスで記者団に対し、「われわれは妥協案を示した」と説明。「ペロシ議長は多くの点で依然かたくなに自身の立場を崩さない。議長が歩み寄りに前向きなら合意は成立するだろう」と述べた。  

  トランプ政権の当局者は24日、追加景気対策での合意がなくなったわけではないが、過去10日の間にそれを成し遂げることもできただろうとし、ペロシ議長からの妥協示唆は主に見せかけだったと指摘。一方、同議長のハミル報道官は23日にツイッターに、景気対策法案に関わる委員会のメンバーおよびスタッフは週末も作業を続けると投稿し、ペロシ、ムニューシン両氏が次回に話をするのは「さらなる進展があった時点」になるとの見通しを示した。

Powell And Mnuchin Testify Before Senate Banking Committee

ムニューシン財務長官

撮影:ドリューアンジェラー/ゲッティイメージズ/ブルームバーグ

  こうした中で、メドウズ大統領首席補佐官はなお楽観的な見方を示していた。メドウズ氏はホワイトハウスで、「一両日中にも合意が得られると期待している」と発言。「われわれはまだこの問題に取り組んでいる。ムニューシン長官とも話をし、ペロシ議長のチームとも一緒に作業をしており、歩み寄りのために調整し、文言を検討しようとしている」と述べた。

  ただ、協議を行き詰まりに追いやった州・地方自治体支援に関する争点は、依然として解決されていない。

  クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、景気対策交渉について「現時点ではあまり動きはない」とブルームバーグテレビジョンで述べた。

クドロー委員長、米景気対策交渉の停滞を示唆-「あまり動きがない」 

原題:Pelosi, Mnuchin Trade Blame on Unending Stimulus Stalemate (1)  (抜粋)

(第5段落に政権当局者と下院議長報道官のコメントを追加して更新します)
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