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円は今後数四半期に上昇の可能性、ヘッジコスト低下受け

  • RBCは今後1年以内に円が対ドルで約7%上昇すると予想
  • 海外投資家は10月に日本株の買い越しに転じている

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日本人投資家が為替リスクをヘッジするコストが低下しており、これは今後数四半期に円を押し上げる可能性がある。

  債券利回りが世界中でゼロまたはそれ以下に向かって低下していることは、投資家のヘッジコストを世界的に低下させる効果があった。これは海外資産を多く保有する日本の機関投資家にとっては、為替レート変動の影響を緩和するためにフォワードベースで購入する円の額を増やすインセンティブとして働く可能性がある。

Implied volatility for the yen is significantly above realized fluctuations

  利回り低下は、一部の海外債券商品を保有する魅力の減退にもつながり、投資家の資金のより多くを国内にとどまらせることによって円の押し上げに寄与する可能性がある。さらに、ストレス時に円高になる傾向も踏まえると、円の将来は大方の予想よりも明るい公算が大きい。

  ブルームバーグがまとめたアナリスト予想の中央値によれば、円相場は今後数四半期にわたり1ドル=105円前後で推移すると見込まれているが、ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)は今後1年以内に円が対ドルで約7%上昇すると予測している。

Yen hedge costs approach zero as cross-currency basis falls

  海外投資家の行動の変化も、円の押し上げ要因となる可能性がある。9月末まで日本株を売り越していた海外の機関投資家は10月に買い越しに転じた。海外投資家の日本株投資は過去3週間のうち2週間で買い越しとなっている。

Foreign buying of Japanese stocks has been rebounding

原題:
Stars Are Aligned for Cheap Hedging Costs to Drive Yen Gains (2)(抜粋)

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