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中南米経済の成長、コロナ危機前の水準回復は2023年以降-IMF

  • 今年の実質GDPを8.1%減と予想、ユーロ圏の縮小幅とほぼ一致
  • 1人当たり国民所得は25年まで回復せず、他のどの地域より遅い

国際通貨基金(IMF)は大半の中南米諸国について、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前の成長水準に戻るのは2023年以降になるとの見通しを示した。

  IMFのアレハンドロ・ウェルナー西半球局長らは22日付のブログで、1人当たり国民所得は25年まで回復しないとも指摘。他のどの地域よりも遅くなるとの見方を示した。

  今年の実質国内総生産(GDP)については8.1%減と予想。これはユーロ圏の縮小幅とほぼ一致している。中南米地域は世界人口に占める割合は8.2%に過ぎないものの、先月までの新型コロナ感染者に占める割合は28%、死者数では34%に及ぶとIMFは指摘した。

Inside The Paraisopolis Favela As Brazil's Most Vulnerable Communities Fight Covid-19

ブラジルのサンパウロ市街

ブルームバーグ

  IMFは、同地域が新型コロナに対し特に脆弱(ぜいじゃく)な理由として、物理的な近さを必要とする仕事をしている人が比較的多く、リモートワーク可能な仕事に従事している人が少ないことを挙げた。

  同地域は雇用の約45%をレストランや小売、公共交通機関など接触の多い業種が占め、新興市場の平均約30%を上回る。一方、リモートワーク可能な仕事の割合は約20%にとどまり、先進国の半分となっているほか、新興市場の平均26%を下回っている。

原題:Latin America Won’t See Pre-Virus Growth Until 2023, IMF Says(抜粋)

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