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インテル株急落、データセンター減収や勢い欠く見通し嫌気

更新日時
  • 半導体分野での優位性が崩れるとの懸念広がり株価は一時10%安
  • 7ナノ技術の新製品、自社生産か外注かは来年初めに決定へ-経営陣

半導体メーカーの米インテルの株価が22日の時間外取引で急落した。同日発表した7-9月(第3四半期)決算で、データセンター・チップ販売が予想外に落ち込んだ上に、業績見通しが勢いを欠く内容だったのを受け、半導体分野での同社の優位性が崩れつつあるとの懸念が強まった。

  主要な収益源であるデータセンター・チップ事業は前年同期比10%減収。景気低迷で大企業や政府機関への販売が打撃を受けた。クラウドコンピューティング事業者向け販売が今四半期に鈍化する見通しも示した。

  発表資料によると、10-12月(第4四半期)の売上高は174億ドル(約1兆8200億円)前後の見通しで、アナリスト予想平均と同水準だったものの、前年同期比14%減収を意味する。収益性の指標の粗利益率は2020年末に7年ぶりの60%割れになると予想した。

  ジョージ・デービス最高財務責任者(CFO)は、期初の予想より極めて異なる四半期だったと述べ、「データセンター需要が大きく変化し、2四半期連続で30%伸びていた企業・政府分野で前年比47%の落ち込みだった」と説明した。

  データセンター・チップの平均販売価格は前年同期比15%下落。同社が長年にわたり優位に立っていた収益性の高い市場での競争激化を示唆した。インテルの株価は時間外取引で一時約10%下落した。

Intel fell following its quarterly earnings report

  インテルのボブ・スワン最高経営責任者(CEO)は7月、7ナノ(ナノは10億分の1)メートル技術に基づく新製品の生産プロセスに遅れが生じていることを公表していた。スワンCEOとデービスCFOは22日のアナリスト向け電話会見で、7ナノ技術のチップの自社生産を推進するか、外部委託するかは来年初めに決める考えを表明。スワンCEOは両方を組み合わせた形になる公算が大きいとの見方を示した。

  7-9月期の1株利益は一部項目を除いたベースで1.11ドル。売上高は前年同期比4%減の183億ドル。アナリスト予想平均は、1株利益が1.10ドル、売上高が182億ドルだった。

原題:Intel Tumbles on Data Center Sales Decline, Tepid Forecast (3) (抜粋)

(経営陣の電話会見での発言などを追加して更新します)
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