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中国、外国証券投資で1兆円超の追加枠と財新-元高進行で容認か

  • 適格国内機関投資家の割り当て、近く100億ドル増える見通し-財新
  • 元高は一時休止の可能性も効果は長続きせず-コワルツィク氏

中国は外国証券投資の追加枠を付与する準備を進めていると財新が報じた。実際に増枠すれば、中国からの資本流出増を容認することになる。

  中国メディアの財新が国家外為管理局(SAFE)当局者を引用して22日伝えたところによると、適格国内機関投資家(QDII)の割り当てが近く100億ドル(約1兆500億円)増える見通し。

  これより前の財新の報道では、四半期ごとに投資枠が20億-30億ドル程度増える見込みで、年間の増枠上限は100億ドルになるとしていたが、こうした言及は削除された。

Quota Freeze

China will allow investors to buy more overseas assets, Caixin says

Source:SAFE

  今回の財新報道についてSAFEにファクスでコメントを求めたが今のところ返信はない。SAFEによれば、QDIIの枠は直近の9月で1070億ドルだった。

  22日の人民元は対ドルで0.3%安の1ドル=6.6681元。21日は2018年7月以来の高値を付けていた。

  SAFEは9月下旬にQDII枠を30億ドル拡大。この枠を広げるのは昨年4月以来だった。中国は2018年以降、2カ月連続でQDII枠を拡大したことがなく、定期的な増枠は5年前の事実上の人民元切り下げ前以降行っていない。

  クレディ・アグリコルの新興国市場担当シニアストラテジスト、ダリウス・コワルツィク氏は今回の報道について、「中国当局は資本流出ルートを開くことで元上昇ペースを緩めるか止めることを望んでいると市場に示唆している」と指摘。「このニュースで元高は少し一時休止となるかもしれないが、効果は長続きしないだろう。追加措置が必要だ」と述べた。

原題:China to Bump Capital Outflow Quota by $10 Billion, Caixin Says(抜粋)

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