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ドル全面高、米財政協議の合意に疑念でリスクオフの流れ-104円後半

更新日時

東京外国為替市場ではドルがほぼ全面高。米追加経済対策を巡る合意の早期成立は難しいとの見方からリスク回避の流れが強まった。ドル・円相場は1ドル=104円台後半。

  • ドルは午後3時31分現在、主要10通貨のうちニュージーランドドルとノルウェークローネを除くすべての通貨に対して上昇
  • ブルームバーグのドル指数は、前日比0.1%高の1159.49
  • ドル・円はほぼ変わらずの104円62銭。早朝に付けた104円54銭を安値に一時104円75銭まで上昇
  • 中国のオンショア人民元は対ドルで0.2%安の1ドル=6.6631元

ドル・円は下げ一服で小反発

市場関係者の見方

マネーパートナーズの武市佳史チーフアナリスト

  • ドルは英国と欧州連合(EU)の協議再開と米追加財政刺激策への期待継続を背景としたリスクオンによる大幅安から、米大統領選の討論会を前にいったん買い戻されている
  • ドル・円はこれまでの105円台でのこう着でため込んでいたエネルギーを吐き出して短期的にやや売られすぎたので、105円台に乗せるかどうかの水準まで戻るのではないか

SMBC信託銀行の佐溝将司シニアマーケットアナリスト

  • 米追加経済対策を巡る協議ですぐに合意が成立するのは難しいだろう。市場でも不透明感が強まっており、株安・米金利低下でリスクオフの流れに。円もいつものようにドルと同じ方向の動きになっている
  • ただ、市場の目が米財政赤字の拡大による長期金利の上昇がドル安要因と意識され始めたことは印象的。きょうのドル反発は大幅安の後の下げ一服に過ぎないだろう

りそなホールディングス市場企画部の梶田伸介チーフストラテジスト

  • 米追加経済対策を巡る協議は進展を伝えるニュースは出ても、どうせすぐにはまとまらないだろうという懐疑論も根強く、米株安というリスクオフ的な流れになりやすい
  • ドル・円は海外時間に約1カ月ぶりの安値まで下げたとあって、目先の取引材料に乏しい中、国内の実需筋や長期投資家からの買いが入りやすい
  • ドル全般への影響という意味で人民元の動向には一応注意したい

背景

  • 日経平均株価は前日比165円安で取引を終了。アジア株や時間外取引の米株価指数先物も安い
  • 米10年物国債利回りは22日の時間外取引で0.81%前後と前日までの上昇に一服感。前日は一時0.8343%と6月以来の高水準をつけた
  • 中国人民元の中心レートは1ドル= 6.6556元、予想中央値の6.6537元よりややドル高・元安水準
  • 米追加経済対策を巡る交渉さらに前進-下院議長と財務長官、22日に再協議
  • 英国とEUが通商交渉再開へ、22日午後ロンドンで-連日の集中協議へ
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