コンテンツにスキップする

巨大原油ETFの魅力喪失、16年以来の大幅資金流出-混迷時に人気

  • WTI先物連動目指すUSOは9月初め以降、純流入の日が皆無
  • 原油先物は動意に乏しく、大量の資金流出は驚きでないとの見方

原油先物相場がマイナスに落ち込むなど、ボラティリティーが今年大幅に高まった際に人気が急上昇した世界最大の原油上場投資信託(ETF)が、ついに魅力を失った。

  原油相場がほぼ横ばいで推移する現状にあって、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油先物への連動を目指すETF「ユナイテッド・ステイツ・オイル・ファンド」(USO、運用資産約40億ドル=約4200億円)では19日の純流出が1億9500万ドルと、2016年12月以来の規模に達した。ブルームバーグの集計データが示した。USOは9月初め以降、純流入になった日が一度もない。

  新参の小口トレーダーは今年、コロナ禍で低迷した原油価格が回復するとの予想に基づく投資でUSOを活用。原油市場のボラティリティーの高まりを背景にUSOは何回も組み入れを見直すなどの対応を余儀なくされた。こうした対応の情報開示の妥当性について米証券取引委員会(SEC)から法的措置の可能性を示す通知を受けても、資金流入の勢いは衰えなかった。

  USO価格は4月の低水準から一時82%上昇したが、原油価格が1バレル=40ドル付近で停滞する中で8月末以降は失速した。

  ムーアズ・アンド・キャボットのマネジングディレクター、ジェームズ・ピロー氏は「原油先物はこの5カ月間、動意に乏しかったため、大量の資金流出は驚きではない」と指摘した。

 USOの価格は21日に3.3%安だった。

USO posts biggest outflow since 2016

原題:
Giant Fund at Heart of Oil Storm Loses Most Cash in 4 Years (1)(抜粋)

    これはブルームバーグ・オートメーションを利用して作成した記事です。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE