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米経済対策で交渉さらに前進-下院議長と財務長官、22日に再協議

更新日時
  • 法案策定可能な状態に一段と近づいたとペロシ下院議長の報道官
  • 共和党は対策の規模と政策内容の両方に難色-大統領首席補佐官

米経済対策を巡るトランプ政権と民主党の交渉は21日、さらに前進した。ペロシ下院議長の報道官によると、同議長とムニューシン財務長官は22日に再度協議する。一方、上院共和党は引き続き、交渉で議論されている経済対策案に異議を唱えた。

  ドルー・ハミル下院議長報道官は、21日のペロシ氏とムニューシン氏の電話協議終了後にツイートし、「今日の話し合いによって、法案策定が可能な状態に一段と近づいた」とし、「法案の文言をやりとりする中で、幾つかの優先事項でに妥結する準備がさらに整った」と説明した。

  選挙前の経済対策案通過の期限切れが迫る中、政権と民主党の双方はこの日、選挙後に最終的な採決が行われる可能性に言及。ホワイトハウスのクドロー国家経済会議(NEC)委員長は、採決が大統領選後になったとしても選挙前に合意を発表できれば経済と市場の助けになると指摘した。

  共和党のマコネル上院院内総務は、トランプ大統領が支持する妥協案が下院を通過した場合の上院の採決時期について明言していない。メドウズ大統領首席補佐官によれば、共和党議員は21日、現在議論されている経済対策案の規模1兆9000億ドル(約200兆円)と政策内容の両方に難色を示した。

  メドウズ氏は21日午後のFOXニュースとのインタビューで、経済対策で合意した場合、大統領は上院共和党に受け入れを促す用意があると語った。

  合意に至るかどうかはなお不透明だ。メドウズ氏は交渉を前進させているのはもっぱら政権側であり、ペロシ議長はわずかな譲歩しかしていないと不満を示した。

  一方、ハミル下院議長報道官は、新型コロナウイルス検査など医療分野の優先課題に関して引き続き隔たりは埋まったものの、学校で子供たちが安全に学べるようさらなる調整が必要だとしている。

  トランプ大統領は21日、ペロシ議長とシューマー民主党上院院内総務について、「米国の素晴らしい労働者や国家自体のために追加経済対策案で正しいことを行う意思を持つようになる」とは「全く思えない」とツイッターに投稿。民主党指導者の主な焦点は同党優勢の都市と州の「救済」にあると付け加えた。

  マコネル氏率いる共和党上院指導部のメンバー、ロイ・ブラント議員は追加経済対策について、「今年行うとしたら今であり、今を逃したらできないだろう」と語った。

原題:Pelosi, Mnuchin to Talk Stimulus Thursday With Senate Skeptical(抜粋)

Trump Says He Can’t See Pelosi, Schumer Doing Right Thing on Aid(抜粋)

(下院議長報道官の発言などを追加して更新します)
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