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英国、歳出見直し対象を3年から1年に短縮-「異例の不確実性」で

  • スナク財務相は21年度予算のみ編成、英首相の戦略に打撃
  • 今年度上期の財政赤字は過去最大、歳出見直しは11月後半に公表へ

スナク英財務相は「異例の不確実性」があるとして予定していた3カ年の歳出見直しを打ち出すのではなく単年度に絞ると明らかにした。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)終息後の優先政策を打ち出したいジョンソン英首相にとっては打撃となる。

  ジョンソン首相はインフラプロジェクトに1000億ポンド(約13兆7000億円)の投資を約束し、国内の不平等を解消するとともに全体を底上げする取り組みを加速させたい考えを示してきた。新型コロナの感染再拡大に伴い景気見通しの不透明感が高まる中で、スナク氏は2021-22年度の予算のみ編成する。

The pandemic has blown a hole in U.K. public finances

  英政府統計局(ONS)のデータによると、今年4-9月の上期に財政赤字は過去最大の2085億ポンドに増加した。コロナ禍で経済支援策のコストがかさんでいることを浮き彫りにした。

  スナク氏は21日発表した声明で、「現在の環境においては確実性を提供することが重要だ」と指摘。「従って各省および国内の予算は来年分を編成する」と説明した。

  歳出見直しは11月後半に公表される予定。 

原題:U.K. Curtails Spending Review in Fresh Blow to Boris Johnson(抜粋) 

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