コンテンツにスキップする

ECB総裁、新型コロナ感染再拡大は経済に対する明らかなリスク

  • パンデミック緊急購入プログラムの規模拡大は12月以降と市場は予想
  • 英中銀は来月の会合で刺激策の規模拡大が見込まれている

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は20日夜、予想外に早い新型コロナウイルスの感染再拡大について、経済見通しに対する「明らかなリスク」だとの見解を明らかにした。政策担当者がさらなる金融刺激策に向けて準備を進めていることが示唆された。

  ラガルド総裁はフランスのテレビ局LCIとの事前に録画されたインタビューで、「ユーロ圏の大半の科学者が11月か12月には新型コロナの感染が気温低下と共に再び広がると予想していた」と指摘。「実際の時期はもっと早まり、その観点からは驚きだった。これは良い兆候ではない」と語った。

  その数時間前にはECBのチーフエコノミスト、レーン理事がドイツのRTLに対し、新型コロナはなおも抑制されるかもしれないが、封じ込められない場合は「より悪いシナリオに備える必要がある」と述べていた。

  ECBの政策理事会は来週会合を開き、金融政策を決定する。ただ、エコノミストと投資家は1兆3500億ユーロ(約170兆円)のパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の規模拡大は12月以降になると予想。その際に示す新たな成長・インフレ予測がさらなる行動を正当化する根拠になると考えられている。

  イングランド銀行(英中銀)は来月初めの会合で債券購入プログラムの規模を拡大し、新たな経済予測を公表すると予想されている。

関連ニュース:

原題:
ECB’s Lagarde Says Virus Resurgence Is a Clear Risk to Economy(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE