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ESG重視の年金基金、ヘッジファンドを除外-「原則」に基づき

  • 最高パフォーマンスの運用者を見つけようとすることには意味がない
  • 運用手数料などのコストが除外の主因-「われわれは出したくない」

欧州で最も厳しい倫理的投資基準の一部を適用していることで知られるデンマークの年金基金アカデミカーペンション(運用資産約200億ドル=約2兆1000億円)は、ヘッジファンドとは取引をしない。

  アナス・シェルデ最高投資責任者(CIO)は、外部運用委託先からヘッジファンドを除外している理由について、「ヘッジファンドが自ら主張しているような価値を生み出しているとは思われない」と述べた。

  最高のパフォーマンスを上げる運用者を見つけようとすることには意味がないとの考えも示し、「唯一確かなのはヘッジファンドが2%と20%(ヘッジファンドは総資産の2%の運用手数料と利益から20%の成功報酬を徴収するのが一般的)を求めているということだが、われわれはそれを出したくない」と語った。

  ポートフォリオ全体の約3分の2を割り当てる外部運用者の選択においては、ESG(環境、社会、企業統治)面の目標に関する要件が重視されるとシェルデ氏は説明。ただ、ヘッジファンドを除外する決定は、倫理面を考慮した結果というよりむしろ、コストに関連したものだという。

  その上で、ヘッジファンドを使ってはならないとは「どこにも書かれていないが、使わない。これは原則と呼べるものだろう」と述べた。

Assets have almost doubled since 2010

  アカデミカーペンションの最新の公式リストによれば、現在の外部運用者にはパシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)やJPモルガン・アセット・マネジメント、アバディーン・アセット・マネジメント、フィデリティ・インベストメンツなどが含まれている。

原題:
Hedge Funds Excluded on ‘Principle’ by $20 Billion ESG Manager(抜粋)

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