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中国、未承認ワクチンの使用範囲拡大を擁護-深刻な副作用ないと説明

  • 引き続き国外からの感染流入という「大きな圧力」を受けている
  • 国家衛生健康委員会科技発展センターの鄭忠偉主任が記者会見で発言

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中国は未承認の新型コロナウイルス感染症(COVID19)ワクチンを臨床試験の対象となっていない数十万人に接種していることについて、国境を越えた感染拡大リスクとこれまで大きな副作用がないことを理由に正当だと主張している。

  中国は7月、中国生物技術(CNBG)と科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)が開発を進めるワクチン3種類をウイルスに感染した患者に対応する医療従事者らを含めた人々に緊急使用として投与することを認めた。

  その後、投与は国有企業の従業員にも拡大され、政府は国外留学を控えた学生への接種も検討している。シノバックは同社のワクチン「コロナバック」の臨床試験最終段階を3カ月前に開始したが、中国の少なくとも2都市でワクチン投与を受ける登録を認めている。一部の専門家は緊急使用範囲のこうした拡大について、危険であり間違っていると批判している。

中国生物技術、留学前の学生に未認可コロナワクチン投与計画-関係者

  国家衛生健康委員会科技発展センターの鄭忠偉主任は北京で20日開いた記者会見で、中国は本土内でウイルス拡散をほぼ封じ込めているものの、引き続き国外からの感染流入という「大きな圧力」を受けていると指摘。緊急使用プログラムの参加者については、接種に伴う副作用がないか追跡しており、今のところ軽度の発熱と発疹はあるものの、深刻な症例は報告されていないと語った。

  緊急使用の範囲はワクチンおよび倫理の専門家による厳しい議論を踏まえて承認され、世界保健機関(WHO)の支持を得ているとも述べた。記者会見に同席した当局者からは、緊急使用プログラムの下でワクチンを投与された人々がどのように観察されているのかの詳しい説明はなかった。

原題:China Defends Giving Experimental Vaccines to Thousands (1)(抜粋)

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