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超長期債が下落、米長期金利上昇懸念で売り圧力-スティープ化

更新日時

債券相場は超長期債が下落。米国の長期金利が約4カ月ぶりの水準まで上昇していることへの警戒感が根強く、売り圧力が掛かった。超長期債ゾーンが売られたことで利回り曲線はスティープ(傾斜)化した。

  • 新発30年債利回りは一時、前日比1ベーシスポイント(bp)高い0.635%、新発40年債利回りは0.665%まで上昇し、いずれも1週間ぶりの高水準を付けた
  • 長期国債先物12月物の終値は1銭高の151円98銭。夜間取引の流れを引き継いで買い先行で始まり、一時152円6銭まで上昇。その後は伸び悩み、151円91銭まで下げる場面もあった

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 米国の金利上昇懸念が円債の重し。米追加経済対策で景況改善の話もあれば、どこの国も国債増発で長期金利が低下しづらくなっており、米大統領選の結果がどうあれ財政拡大の方向は変わらない
  • これまで米長期金利は低すぎたので、いつスティープ化してもおかしくないし、国内でも超長期がややスティープ化している
  • ただ、円債は10-20年格差がほとんど変わらず、30年や40年債も利回りが上昇したら押し目買いする投資家しかおらず、スティープ化の余地も限られる
  • 米金利上昇が景気にどう影響するか、米連邦準備制度理事会(FRB)がどう対応するかも注目だが、長期金利が1%を試したとしても滞在時間は長くないのではないか
米10年物国債利回りの推移

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.135%-0.105%0.030%0.405%0.630%0.660%
前日比横ばい横ばい横ばい横ばい+0.5bp+1.0bp
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