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世界の債務再編の規模、2008年金融危機上回る恐れ-ブラックロック

  • 投資適格未満の債務の残高は07年に比べ2倍余りの5.3兆ドルに増加
  • 支援的な財政・金融政策でも中小企業は公開市場にアクセスできず

資産運用会社ブラックロックは、世界で必要になる債務再編の規模が、2008年世界金融危機後に達した当時の過去最大を上回る可能性があると指摘した。

  調査部門のブラックロック・インベストメント・インスティチュートは19日付リポートで「大きな理由の1つは、格付けが投資適格級を下回る債務の大幅な増加だ」と分析した。ローンなどを含む投資適格未満の債務の残高は2007年に比べ2倍余りの5兆3000億ドル(約560兆円)に増えている。

Debt Explosion

2007年と20年の投資適格級を下回る債務の残高

出典: ブラックロック

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  借り入れコスト低下を受けて企業は債務を増やしたが、この結果、新型コロナウイルスに起因する収入減少への対応が難しい企業が多くなった。

  ブラックロックは、支援的な財政・金融政策が企業の資本調達や借り入れコスト圧縮に寄与しているものの、「全ての借り手が平等に恩恵を受けているわけではない」とし、中小企業は公開市場にアクセスできないと指摘した。

原題:
BlackRock Says Scale of Restructurings Could Exceed 2008 Crisis(抜粋)

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