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債券は下落、米長期金利上昇で売り優勢-日銀オペの弱い結果も重し

更新日時

債券相場は超長期債を中心に下落。米国の景気対策を巡る議論が近く合意されるとの見方から米長期金利が上昇したことを背景に売りが優勢だった。日本銀行が実施した国債買い入れオペの結果が弱かったことも相場の重しになったとの声も聞かれた。

  • 新発20年債利回りは1ベーシスポイント(bp)高い0.405%。新発30年債利回りは0.625%、新発40年債利回りは0.65%といずれも2bp上昇
  • 長期国債先物12月物の終値は16銭安の151円97銭。取引序盤は小幅上昇する場面もあったが、買いは続かず軟化。午後に入ると米長期金利上昇やオペ結果を受けて水準を切り下げ、一時151円88銭まで下落した
先物中心限月の推移

市場関係者の見方

SMBC日興証券の奥村任ストラテジスト

  • 米長期金利が午前11時ごろから上昇しており、超長期債や先物の売り材料になった
  • 日銀買いオペ結果が多少弱かったことも重しになった
  • 次の注目はあすの新型コロナ感染症対応の金融支援特別オペ。過去2回とも10兆円近い規模となり、今回も同程度の利用があれば銀行の余資積み上がりを背景に10年債の底堅さと20年債の強さ継続へ

野村証券の中島武信チーフ金利ストラテジスト

  • 米景気対策が合意に近づいているとの思惑を背景に米長期金利が上昇したことが売り要因に
  • 日銀オペ結果が弱かったのも米長期金利上昇が影響した可能性
  • 6月に米長期金利が0.9%近くまで上昇した際も超長期債が売られており、今回も似た展開
  • 米長期金利が落ち着けば超長期債に押し目買いが入ろう

日銀オペ

  • 対象は残存1年超3年以下、3年超5年以下、5年超10年以下など。買い入れ額は各ゾーンで前回から据え置き
  • 残存3年超5年以下の応札倍率が3.94倍と4月以来の高水準となり、売り圧力の強まりが示された
  • 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧(表)

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.140%-0.105%0.030%0.405%0.625%0.650%
前日比+0.5bp+1.0bp+1.0bp+1.0bp+2.0bp+2.0bp
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