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LMEの「リング取引」、来年の早い時期まで停止へ-生き残り困難か

ロンドン金属取引所(LME)の立会場でのオープンアウトクライ方式で値決めなどを行う伝統的な「リング取引」は、1800年代から2回の世界大戦、スキャンダルやデフォルト(債務不履行)、アルゴリズム取引の拡大などを乗り越えてきた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の前には屈する恐れがある。

  LMEは19日、ロンドンでの新型コロナ感染者急増を背景に、少なくとも2021年の早い時期までリング取引を引き続き停止する提案を明らかにした。

  LMEがリング取引を停止した3月以降、銅やアルミニウム、亜鉛など金属の指標価格は、電話を通じた売買や電子取引で決められている。

London Metals Exchange Extend Ring-Trading Sessions

LMEのリング取引の様子(2019年9月)

写真家:ジェイソン・アルデン/ブルームバーグ

  LMEはソーシャルディスタンス(社会的距離)を保つ措置が終了するか、ワクチンが利用可能になるか、もしくはトレーダーが安全に集まって取引を行うことを可能にする新たな技術が出現するまで、リング取引を再開しない方針を示していた。これらの条件はいずれもまだ満たされていない。

  LMEのマシュー・チェンバレン最高経営責任者(CEO)はインタビューで、「検査などで大きな進展がない限り、少なくともあと6カ月は再開されないことが明らかになりつつある」と述べた。

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原題:Trading Ring That Survived Two World Wars May Succumb to a Virus(抜粋)

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