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OPECプラス、積極的な対応表明-コロナ再拡大で見通し「不安定」

  • サウジとロシアのエネルギー相は共に原油市場に弱気な見方を示した
  • 来年に減産規模を縮小する計画はJMMCで協議されず-参加者

石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」は19日開いた合同閣僚監視委員会(JMMC)のバーチャル会合で、新型コロナウイルスの感染再拡大で原油需要が損なわれることに伴う「不安定な」見通しに警鐘を鳴らし、来月の方針変更を新たに示唆した。

  変更がなければ、来年1月から減産幅は日量約200万バレル縮小する予定。ただトレーダーの間では市場がそれほどの量を吸収できないとの見方が強まっている。

Oil's Super Thursday at 177th OPEC Meeting

ロシアのノバク・エネルギー相

写真家:Stefan Wermuth / Bloomberg

  サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相とロシアのノバク・エネルギー相は共に、原油市場について弱気な見方を表明。アブドルアジズ氏は原油需要の見通しは「不透明」だと警告し、OPECプラスに「積極的な」対応を求めた。

  同氏は会合で「不透明であることは確実に分かっている」とした上で、「ネガティブな傾向や展開を事前に阻止するための措置を講じられるようにする必要がある」と述べた。

  参加者によると、会合では来年に減産規模を縮小する計画を進めるべきかどうかは協議されなかった。OPECプラスは今年も減産幅緩和を1カ月遅らせており、計画は必要に応じて変更があり得る。19日のロンドン市場で原油相場は1バレル=43ドルを下回る水準でおおむね推移し、OPECプラスの計画修正が既に織り込まれていることが示唆された。定例総会は11月30日ー12月1日に開催の予定。

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Bad Gambit?

If OPEC+ boosts supplies as planned, stock draws will slow

Source: IEA

原題:
OPEC+ Vows ‘Proactive’ Response to Precarious Oil Market(抜粋)

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