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日経平均は終値で昨年末水準上回る-「形の上ではコロナ超え」

更新日時
  • 19日の終値は2万3671円13銭、昨年末水準は2万3656円62銭
  • 3月安値以降で昨年末水準を回復するのは初めて、TOPIX低迷

日経平均株価が3月安値後、初めて昨年末の終値を上回った。新型コロナウイルスが本格的に流行する前の相場水準を回復したことで、株式市場では一つの区切りを迎えたとの声が出ている。

  日経平均は19日、前営業日比260円50銭高の2万3671円13銭で取引を終えた。昨年末大納会の終値は2万3656円62銭。新型コロナの感染拡大による景気懸念から、3月19日には1万6552円まで下落した。

昨年末水準を上回る

  ピクテ投信投資顧問の松元浩常務は「新型コロナの感染はまだ終わったわけではないが、日経平均は形の上ではコロナを乗り越えた」と指摘。企業業績自体は物足りなさがあると前置きしながらも、「4-6月、7-9月で大底を打ってここから上向いていくことが確認できれば決して高い株価水準ではない」とした。来年に向けて世界景気が順調に回復していくなら、景気敏感の日本株を先取りして買おうとの動きが今後も出てきそうだと言う。

  もっとも、TOPIXの19日終値は1637.98と、昨年末終値1721.36に比べ4.8%低い水準にとどまっている。松元氏は日経平均が昨年末を上回ったことは「Fリテイリなど一部の成長力のある銘柄が新型コロナに対して耐久力があるため」と評価する。半面、TOPIXの低迷は「伝統的産業を含む日本株式会社全体では良くなっていないことの表れ」と分析。新型コロナという特異な経済環境下ではこうした二極化相場は継続しやすいともみていた。

昨年末水準を4.8%下回る
(最終段落にTOPIXの動向を追記します)
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