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ドル・円小動き、米財政協議楽観も上値の重さ変わらず-ポンド反発

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=105円台前半から半ばで小幅な値動き。米追加経済対策協議への楽観から株価が上昇する中、リスク選好の円売りが先行する場面も見られたが、欧州を中心とした新型コロナウイルスの感染拡大や米大統領選に対する警戒感も根強く残った。

  ポンドは週末にあった英国の格下げを嫌気して下落して始まった後、英国がEU(欧州連合)離脱協定違反の法案の一部を取り下げる用意があるとの報道を受け、上昇に転換。オーストラリアドルは上昇も中国指標発表後に伸び悩んだ。

  • ドル・円は午後3時34分現在、前週末とほぼ変わらずの105円42銭。ここまで105円34銭から105円50銭と16銭の値幅
  • ポンドは対円で0.2%高の1ポンド=136円37銭
  • 豪ドルは対円で0.2%高の1豪ドル=74円76銭
105円台での推移続く

市場関係者の見方

あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジスト

  • 株が強いということで円安の動きの方が強かったが、仲値が少しドル売り気味だったほか、中国指標もGDP(国内総生産)が予想を下回ったことでドル・円は上値を抑えられているのではないか
  • 米経済対策協議がとりあえず20日まで延長になったことへの期待はあるが、トランプ大統領と共和党の意見も分かれており、あまり楽観的に円安にはなりづらい
  • ドル・円は米大統領選を控えてもみ合いが強くなってくるだろう

りそなホールディングス市場企画部の梶田伸介チーフストラテジスト

  • 米大統領選や米追加経済対策協議の行方が不透明で、欧州中心に新型コロナ感染が拡大する中で、ドル・円は引き続き方向感が出づらい
  • 今週は米大統領候補者討論会や決算動向を見ながらだが、米経済対策や欧州の感染拡大などを巡って目立った動きが出ない限りは105円台中心でもみ合いだろう

背景

  • ペロシ米下院議長は17日、大統領選前に追加景気対策法案で合意できるとの望みを失っていないとした上で、ホワイトハウスとの協議の期限を20日に設定
  • 中国の7-9月のGDPは前年同期比4.9%増とエコノミスト予想中央値(5.5%増)を下回った。一方、9月の工業生産や小売売上高は市場予想を上回った
  • 米株価指数先物はアジア時間の取引で上昇し、日経平均株価終値は前週末比260円高。一方、中国株は中国指標発表後に下落に転じている
  • 英政府当局者はEUとの通商協議の障害となっている「国内市場法案」を骨抜きにする準備ができている。関係者が明らかにした
  • 米ムーディーズ・インベスターズ・サービスは16日、英国の信用格付けを上から4番目の「Aa3」に1段階引き下げた。経済成長の鈍化や財政面の悪化が理由
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