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米金融当局のタカ派転換早まると見込む賭け、金利市場の一角で顕在化

  • オプションプレミアムで100万ドルの取引で最大5000万ドルの利益も
  • 23年に利上げ開始が鍵に、市場は24年半ばまで利上げ織り込まず

米金融政策に最も敏感な金利市場の一角で、次の利上げサイクル開始時期の見通しをトレーダーが前倒しすれば、大きな利益をもたらす取引が顕在化している。

  この取引はユーロドル先物のオプションを介して行われたもので、過去1週間で規模が拡大している。これと同時に世論調査では、11月3日の大統領・議会選でホワイトハウスと上下両院を民主党が制する公算が高まっていることが示唆されている。このシナリオ通りなら、大規模な財政出動による包括的景気対策が講じられて景気回復が加速し、インフレ率が米金融当局の目標に向けて高進する下地が整う。

  注目の取引は、オプション・プレミアムで約100万ドル(約1億540万円)のコストに対し、最大約5000万ドルの利益を得る可能性がある。次の四半期までに先物が2024年3月までの約3回相当の0.25ポイント利上げを織り込む場合に、最大の利益となる。これは米当局が引き締め開始が早まることを意味する想定だが、ユーロドル市場は24年6月までに0.25ポイントの利上げさえ反映していない。米当局は少なくとも23年中は政策金利をゼロ付近に維持する方針を示唆している。

Wager targets addition Fed hike premium priced into early 2024

原題:
A Hawkish Fed Bet Is Creating Buzz in Key Part of Rates Market(抜粋)

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