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英格付け「Aa3」に引き下げ、成長鈍化と財政悪化で-ムーディーズ

  • 長期発行体格付けを上から4番目の「Aa3」に1段階引き下げ
  • 英国は新型コロナの懸念が続き、EUとの通商交渉は難航している

米ムーディーズ・インベスターズ・サービスは16日、英国の信用格付けを引き下げた。同国では新型コロナウイルスへの対応で苦戦が続くとともに、欧州連合(EU)との通商交渉は難航している。

  ムーディーズは経済成長の鈍化や財政面の悪化などを挙げ、英国の長期発行体および優先無担保債の格付けを上から4番目の「Aa3」に1段階引き下げた。見通しは「安定的」。同社は昨年11月に見通しを「ネガティブ(弱含み)」に変更していた。

  新型コロナに対応した景気支援で財政支出が拡大し、国の債務は2兆ポンド(約272兆円)を突破し、国内総生産(GDP)比は100%を超えている。

  「コロナショックの前でさえ、世界的な金融危機から続く低い生産性の伸びと2016年6月のEU離脱を問う国民投票以来の鈍い企業投資、EUとの将来の通商関係を巡る長引く不透明感が、英国の成長に重くのしかかっていた」とムーディーズは指摘した。

Sterling has come under pressure in recent months

原題:U.K. Adds a Credit Rating Cut by Moody’s to Its List of Woes(抜粋)

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