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米小売売上高、6月以来の大幅増-広範に伸び市場予想も上回る

更新日時

米商務省が発表した9月の小売売上高は3カ月ぶりの大幅な伸びとなり、市場予想も上回った。個人消費は7-9月(第3四半期)に持ち直したことが示されたが、向かい風は強まっている。

キーポイント
  • 9月の小売売上高は前月比1.9%増
    • エコノミスト予想の中央値は0.8%増
    • 前月は0.6%増
  • 自動車・ガソリンを除いたベースの小売売上高は1.5%増

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U.S. retail sales gained in September at the fastest pace in three months

Source: U.S. Commerce Department

  今回の広範な伸びは、消費者が貯蓄を取り崩していることを一部反映している可能性がある。失業保険の上乗せ給付や企業の採用継続も需要を支えた。

  ただ、新型コロナウイルスの新たな感染者が増加し、議会で追加景気対策に関する合意がまとまらない中、景気回復は脅かされており、既に減速している労働市場の回復を圧迫しつつあるようだ。

  週600ドルの失業保険上乗せ給付が7月末で失効したのに伴い、トランプ大統領が大統領令で週300ドルの一時的な措置を講じたが、この措置の資金は縮小しており、こうした給付金の減少は先行きの個人消費に打撃となるリスクがある。

  ムーディーズ・アナリティクスで金融政策調査の責任者を務めるライアン・スイート氏は「追加の300ドルが9月に大規模に始まり、それが個人消費の押し上げに寄与した」と指摘。「新たな財政支出措置がない中、消費は減速し始めるだろう」と述べた。

  9月は主要13項目のうち12項目が前月比で増加。衣料品やスポーツ用品、自動車が好調だった。一方、電気製品が減少した。

  飲食店と自動車ディーラー、建材店、ガソリンスタンドを除いたベースのコア売上高は前月比1.4%増加し、予想も上回った。

  自動車を除いたベースの小売売上高は1.5%増。前月は0.5%増だった。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Retail Sales Climb Most Since June, Topping Estimates (2)(抜粋)

(統計の詳細を追加し、更新します)
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