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ESGが新興市場にも、成績上位のファンドがスコア評価で投資判断

  • カンドリアム債券ファンド、低スコアのロシアと中国、サウジを敬遠
  • 借り入れコスト、将来はESGへの取り組みが織り込まれると想定

高い運用成績を誇る新興市場ファンドが、ロシアと中国、サウジアラビアを敬遠している。3国は環境、社会、ガバナンス(ESG)のスコアが余りにも低いからだという。

  15億ドル(約1600億円)規模のカンドリアムSRI債券新興市場ファンドは過去3年にわたり成績が同種ファンドの90%近くを上回ってきた。同ファンドはESGファクターによって投資先をふるいにかける。ファンドのランキングで下位25%の国は、債券の世界での役割がどんなに大きくてもブラックリストに掲載される。

  カンドリアムのアプローチは、発展途上国の政府が外国の資本に頼ろうとする時に今後直面する課題の前兆かもしれない。現時点で各国の借り入れコストは温暖化ガス排出削減や汚職対策へのコミットメントなどの要素を織り込んでいないことが多いが、将来は変わるかもしれない。

  カンドリアムの新興市場債副責任者のマグダ・ブラネット氏は電子メールで質問に答え、「ESG投資は新興市場債の分野でも弾みが付き始めている。投資家がESG関連のリスクに対する代価をさらに求めるようになることは明らかだ。投資家はそれぞれの基準でスコアが低い国の債券により大きなリスクプレミアムを求めるか、一部の発行体を完全に投資対象から除外するだろう」と説明した。

High Standards

Candriam's fund excludes some of the biggest countries in the benchmark

Source: Bloomberg Barclays EM USD Aggregate Index

原題:
Top Fund’s Blacklist Shows ESG Coming for Emerging Markets (1)(抜粋)

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