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ドル・円は下落、新型コロナ再拡大や英EU通商交渉警戒-105円前半

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は下落。欧州を中心とした新型コロナウイルスの感染再拡大や英国と欧州連合(EU)の通商交渉に対する不透明感が背景となり、英ポンドとともに上値の重い展開だった。

  • ドル・円は午後3時39分現在、前日比0.2%安の1ドル=105円27銭。早朝に付けた105円45銭を高値に一時105円19銭まで下落
  • 円は主要10通貨の全てに対して上昇。ドルは円以外の通貨に対しては上昇
  • ポンド・ドル相場は0.2%安の1ポンド=1.2887ドル。ポンド・円は一時135円62銭と2週間ぶりの安値

ドル・円は新型コロナ懸念で上値重い

市場関係者の見方

バークレイズ証券の門田真一郎チーフ為替ストラテジスト

  • ドル・円の軟調さには明確な理由があるわけではないが、欧州などでの新型コロナの感染再拡大やブレグジット(英国のEU離脱)の行方に対する警戒感、米追加財政刺激策を巡る協議に対する期待の剥落などが上値の重さにつながっているようだ
  • ポンドはEU首脳会議に関連した要人発言に振り回されている。ただ、完全な破局は考えにくく、ミニディールでの合意を想定している。少なくとも交渉継続の方向性は確認できるのではないか

バンク・オブ・アメリカの山田修輔チーフFX・日本株式ストラテジスト

  • 欧州を中心とした新型コロナの感染再燃に対する懸念がクロス・円の重しとなっている。株価や米金利が大幅に下げているわけではないが不透明感が強く、円を売る動きも主体もない
  • 英国とEUの通商協議、ブレグジットは一段と不確実性が高まっており、ポンドの重しとなっている。欧州時間にかけてはジョンソン英首相らの言動に注意したい
  • リスクオン、オフがドルと円の売り、買いにつながりやすい構造は変わっていない。米大統領選が近づく中で選挙結果がすぐには決まらないリスクも意識され、ドルと円は買われやすい

背景

  • 新型コロナ】ロンドンで行動制限強化、仏は1日で3万人超感染
    • フランスやドイツ、チェコでは1日の感染者数が過去最多を更新
    • 米民主党の副大統領候補、ハリス上院議員は18日まで遊説を中止
  • EUが英に譲歩要求、FTA交渉は継続姿勢-英首相は16日に態度表明
  • 米大統領がマコネル氏との調整役に、経済対策合意なら-財務長官
  • 日経平均株価は前日比96円安で取引を終了。米株価指数先物も安い
  • 米10年物国債利回りは16日の時間外取引で0.72%台に低下
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