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中国で「輸出管理法」成立の見通し-米国から重要技術守る狙い

  • 全人代常務委が安全保障上重要な技術の輸出制限する法案可決へ
  • ソースコードやアルゴリズムを項目に加える案も-会期は17日まで

中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会は、国家安全保障上極めて重要な技術などの輸出を制限する「輸出管理法案」を可決する見通しだ。今後の経済を左右する技術へのアクセスで米国との競争が激しくなっており、中国側の政策オプションを増やす。

  全人代常務委の今回の会期は17日まで。輸出管理法は管理リストに掲載した物資や技術の輸出を制限することで国家の安全を守ることが主な目的。外資を含む中国国内の全企業が適用対象になるとみられる。商務省は2017年6月に輸出管理法草案をまず公表。その後、全人代常務委が昨年12月と今年6月末に審議していた。

  輸出管理法が成立すれば、テクノロジー輸出制限目録や中国版エンティティーリストなどを持つ中国の規制は強まる。対立相手への輸出制限などを定期的に講じる米国に追随することにもなる。

  国営新華社通信が報じたところによると、同法案は「輸出管理措置を乱用し、中国の国家安全と利益に危害を加える特定の国や地域に対等の措置を取ることができる」と明記している。

  法治日報は一部の委員がソースコードやアルゴリズム、技術文書を管理項目に加え、第5世代移動通信(5G)や量子通信など中国が競争上優位にある技術の輸出に幾つかの制限を設けるよう提案したと15日に伝えた

  動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米オラクル連合への一部売却を巡っては、中国が重要技術の輸出を認めるかどうかが最大の不確実要素の1つになっている。

原題:
China Set to Pass Its Own Law Protecting Vital Tech From U.S.(抜粋)

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