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超長期債中心に上昇、国債増発懸念後退で買い優勢-中期債は売られる

更新日時

債券相場は超長期債を中心に上昇。第3次補正予算編成に伴う国債増発は懸念されたほど大きくないとの見方から買いが優勢となった。一方、3カ月物短期国債入札が弱かったことから中期債は売られた。

  • 新発20年債利回りは0.5ベーシスポイント(bp)低い0.40%、新発30年債利回りは1bp低い0.62%、新発40年債利回りは1.5bp低い0.645%
  • 新発2年債利回りマイナス0.14%、新発5年債利回りマイナス0.11%と、ともに0.5bp上昇
  • 長期国債先物12月物の終値は7銭高の152円15銭。夜間取引堅調の流れを引き継ぎ、買い先行で始まったが勢いは続かず、午前中はマイナスに転じる場面もあった。午後に入ると円高・株安を受けて再び買いが優勢に
先物中心限月の推移

市場関係者の見方

三井住友DSアセットマネジメントの深代潤上席参与

  • 市場では財政拡大への懸念が少し和らいでいる感じ。30年債増発なしとの思惑も超長期債堅調の背景か
  • 少なくとも景気は底を打っており、これ以上の金融緩和、特にマイナス金利拡大に否定的な声も強い中、10年債がゼロ%に近づくとどんどん買い進む感じはない
  • 20日入札が行われる20年債はこのところ他の年限に比べ割高な印象があるので、このまま調整なければ上値が重くなる可能性も

野村証券の中島武信チーフ金利ストラテジスト

  • 来週の20年債入札を終えれば来月10日の30年債入札まで間が空くので、超長期債は需給的にも引き締まりやすい
  • 午後に入り先物が盛り返したのは円高、株安が影響
  • 中期債が弱いのは短国入札の結果が弱く、短国需給が良くないことを反映

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.140%-0.110%0.020%0.400%0.620%0.645%
前日比+0.5bp+0.5bp横ばい-0.5bp-1.0bp-1.5bp
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