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高配当ドラッグストア銘柄、10年来リターンがTOPIX400%上回る

5年連続で増配を実現した日本のドラッグストア銘柄は、過去10年の株価パフォーマンスがTOPIXを400ポイント超上回っている。このためこれらの銘柄にはさらなる増配も見込める。

  新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受け、医薬品や栄養補助食品(サプリメント)、マスクなどの売り上げが急増したことで、ウエルシアホールディングス神戸物産コスモス薬品などのドラッグストア運営会社の株価は年初来で30%超上昇している。過去10年にわたり、これらの企業は訪日中国人観光客による大量の商品購入、いわゆる「爆買い」から恩恵を受けてきた。

  株式バックテストを実行し、支払い配当金に一貫性の見られる銘柄を評価してみる。さらに、ブルームバーグ配当分析機能を実行し、今後の配当を予想する。

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5年連続で増配した日本のドラッグストアを検索

過去5年にわたり増配を実施した日本のドラッグストア銘柄を検索:

  • コマンドラインに「equity screening」と入力し、「株式スクリーニング」を選択。なお、クイック入力は「EQS」
  • 「条件追加」の入力欄に「topix index」と入力し、「Tokyo Stock Exchange Tokyo Price Index TOPIX」(指数)を選択
  • 同じ入力欄に「food & drug」と入力し、「食品・薬品」セクターを選択
  • 同じ入力欄に「dividend per share」と入力して「1株当たり配当」を選択
  • グレーの[成長]ボタンをクリックし、条件ウィザードを開く
  • 「プラス成長の期数」を選択し、「次へ」をクリック「サンプリング頻度」を「年次」に設定し、「分析対象期間」をスクロールバーで「Y-5」に設定、[更新]ボタンをクリック
  • 条件の入力欄で「同等」を選択し、新たに表示される入力欄に数値「5」を入力、「条件の通貨」を「JPY」に設定し、<GO>キーを押す
  • 赤いツールバーの[アクション]ボタンをクリックし、この検索結果に名前を付けて保存する。なお、この検索条件のクイック入力は「EQS /SAMPLE 17327663」(10月8日のウェビナーの案内に関するイエローのフラグをクリックすると、スマートベータ戦略のウェビナーに参加登録できる)
  • 赤いツールバーの[バックテスト]ボタンをクリック
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株式バックテストの結果がTOPIXに対するアウトパフォームを立証

  • 赤いツールバーの[モデルを表示]ボタンをクリックし、「分析期間」をクリックして「スタート日」の左側の入力欄に「10」年と入力、「リバランス頻度」を「四半期」に設定、[更新]ボタンをクリック。これにより、株式スクリーニング・ランキングが四半期ごとに実行され、仮想ポートフォリオがリバランスされる
  • 赤いツールバーの[モデルを表示]ボタンをクリックし、「分析パラメータ」をクリック。「ウエート・スキーマ」を「均等」に設定、「ベンチマークを使用」の左側にチェックマークを付ける。アンバーの入力欄に「topix」と入力し、「TOPIX(東証株価指数)」を選択。通貨を「JPY」に変更、[更新]ボタンをクリック
  • 画面右下の[モデル実行]ボタンをクリック、この分析モデルに名前を付ける
  • [保存&実行]ボタンをクリック、バックテストが終了するとMSG経由で完了通知が送信される。添付ファイルをクリックし、結果を表示

  5年連続で増配した日本のドラッグストア銘柄を選定する投資戦略では、10年で585%の累積株価リターンを得られるが、同期間のTOPIX株価リターンは137%にとどまる。

  グレーの[カウント]タブをクリックすると、抽出された高配当ドラッグストア銘柄の数が、2010年9月の3銘柄から、20年9月には16銘柄に増加していることが分かる。グレーの[銘柄分析]タブをクリックして現在抽出されている銘柄を確認すると、ウエルシアや神戸物産、ツルハホールディングスなどが含まれることが分かる。

次に、日本のドラッグストア銘柄の配当予想を確認:

relates to 高配当ドラッグストア銘柄、10年来リターンがTOPIX400%上回る

コマンドラインに「WATC DIV」と入力し、配当分析を実行

  • コマンドラインに「watch」と入力し、「ウオッチリスト分析」を選択
  • グレーの[評価]タブをクリックした後、[配当分析]サブタブをクリック。なお、クイック入力は「WATC DIV」
  • 画面最上部のアンバーの入力欄に「topix」と入力し、「TPX Index」を選択
  • 「絞り込み」の入力欄に「food & drug stores」と入力し、「食品・薬店」を選択

  「予想アクション」項目をクリックすると、ブルームバーグの配当アナリストがTOPIXに含まれるドラッグストア56銘柄中54銘柄で、次回配当が据え置き、もしくは増配になると予想していることが分かる。「配当健全度」項目をクリックすると、ブルームバーグ配当金健全度スコア(企業の配当安全性に関するブルームバーグ独自指標)の高い企業を確認できる(なお、これらの企業は過去5年配当成長率も高い)。

  第4位のウエルシアを右クリックして、「DES」を選択。コマンドラインに「bloomberg dividend forecasts」と入力し、「BDVD」を選択。なお、クイック入力は「3141 JP Equity BDVD」。ブルームバーグのアナリストは、半期の配当金が20年2月期の13.5円から23年8月期までに17円に増加すると予想している。

  日本の配当指数先物トレーダーらは、21年にかけ配当見通しはますます楽観的とみている模様だ。

以下で確認できる:

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日本の21年限配当指数先物が安値圏から80%回復

  • コマンドラインに「nikkei dec21 dividend future」と入力し、「MNDZ1 Index」を選択、この先物を利用することで投資家は日経平均構成銘柄に期待される21年配当金の変動リスクをヘッジできる。メニューから「GP」を選択し、ラインチャートを表示。なお、クイック入力は「MNDZ1 Index GP」
  • 表示期間バーにある「年初来」をクリック
  • グレーの「チャートを編集」をクリック。「DEDZ1 Index」と入力し、STOXX欧州600指数に類似したSTOXX欧州50指数の配当指数先物を追加。同様にS&P500種指数の配当指数先物「ASDZ1 Index」と香港ハンセン指数の配当指数先物「DHSZ1 Index」を追加
  • 「標準化」のオプションから「ファクター(100)」を選択。鉛筆アイコンを使用して配色やスタイルを変更
  • 赤いツールバーの[アクション]ボタンをクリックし、このチャートを保存。なお、このチャート設定のクイック入力は「G #FFM 561」

  21年限の日経平均配当指数先物は今年1月1日時点での価格のほぼ80%まで値を戻しており、S&P500種配当指数先物も同じような値動きを見せている。一方、STOXX欧州50指数と香港ハンセン指数の配当指数先物は、それぞれ65%と75%程度の水準まで値を戻している。

  日本の小売りセクターは、全国的な「GO TO」キャンペーンから恩恵を受けるかもしれないが、最大50%の割引が適用されるこのキャンペーンは、今のところ日本での新型コロナウイルスの感染拡大をめぐる懸念を払拭(ふっしょく)できていない。ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)では、21年の訪日中国人観光客数は19年の3分の1程度にとどまると予想しているが、夏の東京オリンピック開催も重要な判断材料となろう。

関連情報は以下を参照:

  • BIアジア一般消費財ダッシュボード:BI CONDA
  • Midyear Outlook: Asia Consumer Discretionary
  • Aeon Could Lean on Pharmacy Unit to Reduce Sales, Profit Falls
  • Japan Output Gains Again, But Analysts See Fragile Rebound

【端末活用術】(FFM)は、ブルームバーグ・ターミナルのセールスに関与するブルームバーグ社員が執筆し、ニュース部門が編集しています。ご意見やご提案は、ffmeditors@bloomberg.net、またはこの記事の編集者Sandy Hendry (shendry@bloomberg.net)までご連絡ください。

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