コンテンツにスキップする

アルコア株が下落、10-12月期のアルミ事業鈍化見通しで

更新日時
  • 7-9月期業績は市場予想上回る-アルミ価格回復
  • アルコア株は決算発表後の時間外取引で一時4.8%下落

米アルミニウムメーカーのアルコアは14日、10-12月(第4四半期)のアルミ事業がコスト増加を背景に前期比で鈍化するとの見通しを示した。7-9月(第3四半期)業績は市場予想を上回ったが、株価は時間外取引で一時4.8%下落した。

  アルコアはアルミ部門の前期比落ち込みを見込んでおり、欧州での電力コスト上昇や米通商拡大法232条に基づく関税の影響、保守コストや人件費の増加を予想。インタルコ精錬工場の縮小効果がこうした影響を一部相殺するとの見通しを示した。

  7-9月期決算では損失が予想より小幅にとどまった。 発表資料によると、1株当たり損失は調整後ベースで1.17ドル。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均は1.40ドルだった。EBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)は2億8400万ドル(約299億円)で、アナリスト予想平均は2億1930万ドルだった。

  今回の結果は株高や工業用金属価格の回復をもたらしている経済活動再開への慎重な楽観論を裏付ける内容となった。4月に4年ぶりの安値を付けていた指標のアルミニウム価格は過去2四半期に上昇。7-9月期には9%値上がりした。

  ロイ・ハービー最高経営責任者(CEO)は「第3四半期には、アルミナとアルミニウムの価格設定の改善による追い風を受けたほか、付加価値のあるアルミ製品の売り上げが増加し、調整後EBITDAは前期比で54%の改善を実現した」と説明した。

原題:Alcoa’s Weaker Aluminum Outlook Overshadows Efforts to Cut Costs(抜粋)

(業績見通しと株価を追加して更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE