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中国政府系のCIC、膨らむ不良資産の処分に動く-関係者

  • 直接投資部門に特別チームを設置し資産の検証を進めている
  • 慢性的に損失を出しているエネルギー・鉱山企業などが検証の対象

中国の政府系ファンド(SWF)、中国投資(CIC)が膨らみつつある不良資産の処分に動いている。苦境に陥っている商品取引会社ノーブル・グループ・ホールディングスなどの株式を抱えるCICだが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で資産売却が一段と難しい状況になっている。

  1兆ドル(約105兆円)規模のCICは今年、ここ数年間に不良資産化した巨額投資の評価額回復もしくは資金引き揚げを図るため、直接投資部門に鮑建敏マネジングディレクターが率いる特別チームを設置した。事情に詳しい関係者が内部情報だとして匿名を条件に明らかにした。

  関係者によれば、検証の対象となっている資産は主に慢性的に損失を出しているエネルギー・鉱山企業。

  CICは電子メールで、不良資産の処分は「通常の投資管理活動」の一環だと説明。同社は市場に基づく投資のプロフェッショナルとしての原則を堅持し、「投資運用のあらゆる側面で自社の商業的権利を守るため最善を尽くす」とコメントした。

  CICが2009年に出資したノーブルは今年8月、1-6月(上期)の純損失で純資産価値がゼロを下回ったと発表。10年に投資した米チェサピーク・エナジーは米連邦破産法11条に基づく会社更生手続きを今年6月に申請した。

原題:China’s $1 Trillion Wealth Fund to Step Up Soured Asset Sales(抜粋)

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