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EU首脳「合意なき」準備要請へ、英と交渉打開できず-総括草案

更新日時
  • 「妥結にはEUの利益に関わる重要問題で進展が十分でない」と草案
  • 今後2、3日が交渉の「成否を分ける」正念場になるとブルトン委員

欧州連合(EU)は15、16日にブリュッセルで開く首脳会議で、EU離脱後の英国との自由貿易協定(FTA)交渉に打開が見られず、「妥結に至るにはEUの利益に関わる重要問題での進展がなお十分でない」との結論を採択する方向だ。ブルームバーグが内容を確認した総括文書の草案で明らかになった。

  草案によれば、EU27カ国首脳は、英国との交渉を担当するバルニエ首席交渉官に対し、「2021年1月1日からの協定の確実な適用を目指し、交渉にさらに力を入れるよう」求める一方、通商合意なき離脱に備える準備強化を加盟各国およびEU機関に要請する構えだ。

  一方、EUの行政執行機関である欧州委員会のティエリ・ブルトン委員(域内市場担当)は14日のBFMとのインタビューで、今後2、3日が交渉の「成否を分ける」正念場になるとの認識を示し、ジョンソン英首相は合意を得る方を望んでいると思うと語った。

  ブルトン委員は、EUにとっても合意が望ましいが、「どんな犠牲を払ってもというわけではない」と述べ、EUの国境検問所は通商合意なき離脱に備え準備を整えているが、英国側はそうではないと指摘した。

原題:EU Leaders to Say No Breakthrough in Brexit Talks: Draft Doc.、EU Is Prepared for No-Deal Brexit, U.K. Borders Aren’t: Breton(抜粋)

(欧州委員のインタビューを追加して更新します)
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