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国内航空2社が反落、ゴールドマンが目標株価下げ-需要回復を慎重視

  • 国内線は3月までにコロナ禍前の90%水準まで回復へ-ゴールドマン
  • ANAHD、JALは現金流出も、追加の資金調達は不要の見方

ANAホールディングス(HD)の株価は14日、一時4.4%安の2392円と8月19日以来の日中安値を付けた。日本航空(JAL)の株価も一時4.2%安の2002.5円となった。ゴールドマン・サックス証券は14日付のリポートで、新型コロナウイルス旅客需要の回復の遅れなどから両社の業績見通しと目標株価を引き下げた。

  • ゴールドマンのベン・ハートライト氏らはリポートで、ANAHDとJALの今期(2021年3月期)の営業損失見通しはそれぞれ4160億円と3050億円でいずれも市場コンセンサスより悪いとの見通しを示す
    • ANAHDの第2四半期の営業損失は1230億円、JALは880億円と市場コンセンサスより悪い見通し
  • ゴールドマンはANAHDの目標株価をこれまでの2340円から2290円に引き下げ、JALを2230円から2200円に下げ-投資判断はともに「中立」維持
  • 国内線の旅客は21年3月末までにコロナ禍前の最大約90%の水準まで回復を見込むも、中国での需要よりも緩やかな回復に
  • 国際線で明確な需要回復が始まるのは21年半ば以降
  • 緩やかな国内線の需要回復の中、手元の現金を維持することが引き続き両社の主眼
    • ANAHD、JALはそれぞれ9月に290億円、180億円の現金を流出させたと推定されるが、需要が順次回復していく見通しを踏まえると追加の資金調達は不要
    • 関連記事:ANAHDが2000億円規模の公募増資検討、劣後ローンも-報道 (2)
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