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旧タカタが強度不足のシートベルト出荷、データ改ざんを調査

  • JSSJ彦根工場で不正確な試験データを調査、走行中の不具合なし
  • 今春の内部通報で発覚、国交省は車メーカーにリコール準備呼びかけ

エアバッグの不具合を巡る大規模リコールで経営破綻した自動車部品メーカー、タカタの主要事業を引き継いだジョイソン・セイフティ・システムズ(JSSJ)は14日、同社の彦根工場 (滋賀県)でシートベルトで不正確な試験データがあり、調査していることを明らかにした。

  発表資料によると、同社は過去20年間以上にわたり入手可能で関連性があるデータについて調査を行っている。2018年に同社がタカタ事業を継承した以前から起きていた問題であるとし、現時点では同社は走行中の不具合は確認していないとしている。

  国土交通省の担当者によると、JSSJは法令で定まる強度を満たしていないシートベルトを社内検査のデータを改ざんした上で出荷していた。今春の内部通報で発覚した不正を把握した国交省の指導などを受け、JSSJは今夏に社内調査を開始した。

  JSSJの滋賀県彦根市の工場で製造され、データが改ざんされたシートベルトの数や搭載された車の数、不正期間などについては調査中で同省は自動車メーカーにリコールの準備を始めるように伝達したとしている。

  JSSJによるシートベルトのデータ改ざんについては日本経済新聞が13日に報じていた。同紙によると、強度不足のまま出荷された製品は数百万本にのぼる可能性があるという。中国の電子部品メーカー、寧波均勝電子傘下でJSSJの米親会社のJSSのシートベルトのシェアは世界で3割弱、日本国内は約4割としている。

  旧タカタはエアバッグの大規模リコールで経営が悪化した末、2017年6月に経営破綻。JSSJがシートベルトなど健全とされる事業を引き継いで事業を継続していた。

(JSSJの発表内容などを追加し、記事の構成を変えて更新します)

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