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フロリダの勝利、悪夢シナリオ回避も-シニア票急増でバイデン氏有利

  • 投票する65歳以上の有権者が歴史的数に上る見通しを期日前投票示唆
  • 「レッドミラージ」「ブルーシフト」と呼ぶシナリオは起きない公算

11月3日の米大統領選が目前に迫り、トランプ大統領に今や心配の種は多いが、フロリダ州(選挙人数29人)での勝利が最優先事項かそれに近いに違いない。同州での勝利なくして再選への現実的な道筋は存在しない。

  トランプ大統領は2016年の大統領選で民主党候補のヒラリー・クリントン氏を破り、フロリダ州を制した。出口調査によれば、同州の65歳以上のシニア層ではトランプ氏への支持がクリントン氏を17ポイント上回った。だが、彼らは大統領就任からこれまでの間にトランプ氏から離反したグループであり、新型コロナウイルス感染拡大に伴いその傾向が一層強まった。

  シニア層の多いフロリダ州では、今回の大統領選で投票する65歳以上の有権者が歴史的数に上るとの見通しが期日前投票で示されており、トランプ大統領にとってそれは悪いニュースに映るだろう。

  キニピアック大学が7日公表した世論調査結果によると、民主党候補のバイデン前副大統領へのシニア層の支持率は55%とトランプ氏(40%)を15ポイント上回り、9月初めの3ポイントからリードが拡大した。

  同大調査のバイデン氏の支持率を反映するシニア層の投票急増は、接戦となり勝者の判定が長引く悪夢のシナリオが実際には起きず、トランプ氏の運命が選挙当日の夜にはっきりする可能性を恐らく意味している。

  投票締め切りまで郵送票の集計を開始しない他の一部の州と異なり、フロリダ州は到着段階で開票する。直接投票を反映する形で選挙当日の夜はトランプ氏がリードするが、遅れて郵送分の開票が急増するとバイデン氏が優位に立ち、法廷闘争が長期化するという「レッドミラージ=赤い蜃気楼(しんきろう)」、「ブルーシフト(青方偏移)」と呼ばれるシナリオを民主党は恐れていた。

  しかし、フロリダ州でバイデン氏のリードが決定的となり、11月3日のうちに同州の勝敗が判定される場合は、そうした事態は回避される公算が大きい。

  ブルームバーグ・ニュースの親会社ブルームバーグ・エル・ピーの創業者で、過半数株式を保有するマイケル・ブルームバーグ氏は先月、バイデン氏支援のためフロリダ州で1億ドル(約105億円)を投じると約束した。

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(原文は「ブルームバーグ・ビジネスウィーク」誌に掲載)

原題:Florida Seniors Could Seal Trump’s Fate on Election Night(抜粋)

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