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ドル・円下げ渋り、米株先物反発で円買い圧力後退-ポンド続落

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は下げ渋り。米追加経済対策協議の難航などを背景にクロス円(ドル以外の通貨の対円相場)中心にリスク回避の円買いが先行したが、米株価指数先物や日経平均株価の反発により円高圧力が和らいだ。ポンドは続落。英国が設定する欧州連合(EU)との通商交渉期限をあすに控えて警戒が強まった。

  • ドル・円は午後4時6分現在、前日比ほぼ変わらずの1ドル=105円50銭。一時105円31銭まで円高進行後に戻す
  • ポンドは対ドルで一時0.5%安の1ポンド=1.2878ドルと7日以来、対円では同135円87銭前後と2日以来の安値をつけた
ドル・円は行って来い、ポンドは一段安

市場関係者の見方

みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジスト

  • 中国株などマイナスで若干のリスクオフでドル・円は下をやったが、米株先物が上昇し、日経平均もプラスに戻ってきているのを見ながら少し戻した感じ
  • 基本的にはEUが協議継続とし英国もそれを飲むという方向で考えているが、交渉決裂となればいったんはリスクオフに。ポンドやユーロが大きく動いて、円にとばっちりが来る可能性がある

クレディ・アグリコル銀行の斎藤裕司外国為替部長

  • 英国設定の通商交渉期限も控えてリスクオンにはいきにくい
  • 英・EU交渉については、11月までの交渉継続まで市場は織り込んでおり、あすで決裂とみている向きはそこまで多くないだろう
  • 市場はリスクオフの構えではいる。リスクオフのセオリーではクロス円は売りだが、ニュースから目が離せない状況
  • 新型コロナワクチンについては、数日で治験再開の可能性もあるため、持続的なリスクオフ要因となるかどうか様子見

背景

  • EUは15、16日の首脳会議で、EU離脱後の英国との自由貿易協定(FTA)交渉に打開が見られないとし、通商合意なき離脱に備える準備強化を加盟各国およびEU機関に要請する構え
  • 米国では追加経済対策を巡り、民主党のペロシ下院議長が13日、最新の政権案の修正を求めたのに対し、共和党のマコネル上院院内総務はより小規模の対策を推進
  • 米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のファウチ所長は新型コロナウイルスのワクチン開発が「極めて順調だ」との認識を示したとCNNが報道。
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