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欧州グリーンボンド革命、ユーロ高要因にも-環境意識する資金が流入

  • ユーロは1年後に1.30ドルに上昇とスタンダード銀は予想
  • 後れを取ればESGでの実績に加え通貨のパフォーマンスにも影響か

欧州はグリーンボンド発行で世界的リーダーになろうとしている。これはユーロ高の一因となる可能性があると、スタンダード銀行が指摘した。

  欧州連合(EU)は新型コロナウイルス禍からの復興基金の一部として2250億ユーロ(約28兆円)のグリーンボンド発行を計画している。グリーンボンドは環境問題を解決するための資金を調達する債券。環境に優しい資産への投資家需要が急増している中で、これがユーロへの資金流入を促す可能性があると同行は分析した。

  外国為替戦略責任者のスティーブ・バロー氏は13日のリポートで、「国あるいは地域がこの種の投資で本当にリーダーになれば、その通貨の上昇につながるのではないかと思う。逆に遅れている場合は、環境・社会・ガバナンス(ESG)分野での確かな実績という点だけでなく通貨のパフォーマンスでも取り残されるだろう」と指摘した。

  ユーロはドルに対して今年5.1%上昇。3年ぶりに年間ベースの上昇へと向かっている。スタンダード銀は1年後にユーロが1ユーロ=1.30ドルまで上昇すると予想する。

  EUのグリーンボンド発行は来年にならないと始まらないが、雇用創出などを支えるためにソーシャルボンド(社会貢献債)の発行を今月から開始する。

EUは社会貢献債12兆円超発行へ、コロナ禍の回復を支援

  フランスなどEU加盟国は既にサステナブルファイナンスを主導しており、ドイツは先月、初のグリーン国債を発行した。

Green Bond Boom

Issuance as part of EU recovery fund could bring major boost to market

Source: BloombergNEF, S&P

原題:
Europe’s Green Bond Revolution Could Help Lift Its Currency Too(抜粋)

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