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TOPIX反落、米経済協議進展せず回復遅れに懸念-日経平均は続伸

更新日時
  • 米大統領と共和党に亀裂、経済対策で-下院議長は政権案修正要求
  • 午後に米S&P500種Eミニ先物が上げ拡大、値がさ株の一角が上昇

14日の東京株式市場でTOPIX(東証株価指数)は反落。米国の追加経済対策協議がまとまる期待が後退した。世界的な景気回復の遅れが懸念され、銀行や自動車、電機などが安かった。一方で値がさ株の一角には買いが入り、午後の日経平均株価は上昇に転じた。

  • TOPIXの終値は前日比5.20ポイント(0.3%)安の1643.90
  • 日経平均株価は24円95銭(0.1%)高の2万3626円73銭

<きょうのポイント>

  • 米大統領と共和党に亀裂、経済対策で-下院議長は政権案修正要求
  • イーライリリーが新型コロナ抗体薬の治験停止、安全性に懸念
  • 米S&P500種Eミニ先物、一時0.5%高ーアジア時間

  東海東京調査センターの仙石誠マーケットアナリストは「財政政策は歩み寄りをみながらも、選挙前に合意するか不透明。ワクチンは経済の正常化へ向けて必要で、遅れることは良い話ではないが、市場への影響は限定的で大きく下がる環境ではない」と指摘。「上値は重いが、高値圏で売りが出なくなっている分、米国で悪い話が出ても日本株は大きく落ちにくい」と話した。

  米国株安を背景に売り優勢で始まった日本株は徐々に下げ渋った。午後は米国株先物の上げ幅が拡大すると日経平均は上昇に転じ、一時は0.2%高の2万3656円70銭と昨年末の終値(2万3656円62銭)をわずかに上回る場面があった。ソフトバンクグループ、ファーストリテイリング、東京エレクトロン、エムスリーなどの値がさ株が上昇に寄与した。

  いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は「年初来高値を付けているグロース株にはお金が集まっており、これらを中心に上昇すれば日経平均先物も上がる展開は考えられる」と話していた。岡三証券のチーフストラテジスト松本史雄氏は「下がったら買いたかった投資家がおり、米国株先物が上昇していることで日本株も買われている」と指摘した。

  • 東証33業種では空運、鉄鋼、非鉄金属、ゴム製品、鉱業、銀行が下落
  • 小売り、情報・通信、精密機器、化学、サービス、食料品は上昇
TOPIXの推移
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