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10月13日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株反落、経済対策協議に進展なし-銀行株に売り

  13日の米株式相場は反落。前日までの相場上昇は追加経済対策協議の速やかな進展を過度に織り込んでいたとの見方が強まった。米国債は大幅高。

  • 米国株は反落、銀行株や製薬大手の一角が下げ
  • 米国債は大幅高、10年債利回り0.73%
  • ポンドとユーロ下落、英・EU通商交渉で歩み寄りなし
  • NY原油先物は反発、中国の原油輸入増加で需要に期待
  • NY金スポットは続落、ドル上昇で妙味低下-先物も反落

  JPモルガン・チェースやシティグループなどの銀行株が売られ、S&P500種株価指数を押し下げた。投資家の間では、両行の7-9月(第3四半期)決算は不良債権による悪影響が一時的に和らいだことを示したにすぎないとの懸念が広がった。

  新型コロナウイルス感染症(COVID19)抗体治療薬の臨床試験で被験者の登録を停止したことを明らかにしたイーライリリーは急落。この発表の前にはジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)がコロナワクチン臨床試験の中断を明らかにしていた。新型「iPhone(アイフォーン)」を発表したアップルも反落した。

  S&P500種は前日比0.6%安の3511.93。ダウ工業株30種平均は157.71ドル(0.6%)安の28679.81ドル。ナスダック総合指数は0.1%低下。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.73%。

  米経済対策を巡る動きでは、民主党のペロシ下院議長が最新の政権案の修正を求めたのに対し、共和党のマコネル上院院内総務はより小規模の対策を推進。しかし、トランプ大統領さえも追加経済対策を「やるからには大きくやれ!」とツイートするなど否定的な声が上がった。

米大統領と共和党に亀裂、経済対策で-下院議長は政権案修正要求 (1)

  外国為替市場ではポンドとユーロが急落。英国と欧州連合(EU)の通商交渉は週内に節目となる期限が迫るが、合意に向けた歩み寄りは見られていない。英国と欧州大陸で新型コロナ感染者増加に歯止めがかかっていないことも材料視された。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.5%上昇。ドルは対円で0.1%高の1ドル=105円48銭。ユーロは対ドルで0.6%安の1ユーロ=1.1746ドル。ポンドは1%安の1ポンド=1.2937ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。中国の原油輸入増加を示すデータが需要面の明るい材料と受け取められた。ただ米経済対策協議を巡る不透明感から上値は抑えられた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は77セント(2%)高の1バレル=40.20ドル。ロンドンICEの北海ブレント12月限は73セント上げて42.45ドル。

  ニューヨーク金スポット価格は続落。ドルの上昇で金の妙味が低下した。新型コロナワクチンの治験停滞の報道や米経済対策協議の行き詰まりを受け、この日は安全資産としてドルが買われた。

  ニューヨーク時間午後1時48分現在、金スポットは1.7%安の1オンス=1890.66ドル。先物も反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は1.8%安の1894.60ドル。

原題:Stocks Drop on Stimulus Deadlock as Banks Tumble: Markets Wrap(抜粋)

Cable Pummeled as Brexit Deadline Nears, Cases Jump: Inside G-10(抜粋)

Oil Rises With Robust China Crude Imports Lifting Demand View(抜粋)

Gold Rally Stymied Again as Investors Find Haven in the Dollar(抜粋)

◎欧州市況:株下落、コロナワクチンの試験中断で-イタリア債小幅高

  13日の欧州株は下落。米追加景気対策を巡る交渉の行き詰まりに対する悲観や、新型コロナウイルスワクチン候補の臨床試験停止が相場に影を落とした。

  ストックス欧州600指数は0.6%安。銀行や保険銘柄が特に売られた。トランプ米大統領は追加景気対策を巡り議会に「やるからには大きくやれ!」とハッパを掛けたが、これはマコネル共和党上院院内総務が計画していた的を絞る案とは真っ向から対立する。

  米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は進めてきた新型コロナウイルスワクチン研究を一時的に中断した。臨床試験参加者の原因不明の病気が理由だ。

  シティ・インデックスのマーケットアナリスト、フィオナ・シンコッタ氏は「経済成長をコロナ禍前の水準へと戻す最も確実な方法がワクチンであることから、市場はワクチン開発や関連するニュースに特に神経質になっている」と述べた。

  欧州債はイタリア債が小幅高。利回りを求める動きが続き、同国10年債利回りは3営業日連続で過去最低を更新した。

  イタリア債は利回り曲線がブルフラット化。同国は3年、7年、30年債の入札を実施。入札後に上げを消した場面もあった。

  ドイツ債もブルフラット化。同国株は製薬会社を中心に売りが広がった。

  英国債もブルフラット化。この日の入札では、2057年償還債の応札倍率が2.41倍と、5月以来の高水準だった。一方、イングランド銀行(英中央銀行)による国債購入への応札倍率は1.49倍の低さだった。英中銀の国債買い取りにディーラーが消極的なことが示唆された。

  ドイツ10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げてマイナス0.56%、フランス10年債利回りは1bp低下してマイナス0.29%、イタリア10年債利回りは2bp下げて0.66%。

原題:Italian Bonds Extend Record Gains; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

原題:European Equities Fall After Vaccine Blow, Stimulus Stalemate(抜粋)

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