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シティ株が下落、コスト急増を嫌気-景気見通しの下方修正も売り材料

更新日時
  • 営業費用が3年ぶり高水準、米成長見通しを引き下げ
  • 7-9月債券トレーディング好調、貸倒引当金を減額

米銀シティグループの株価が13日の米市場で下落。コスト急増が嫌気された。米経済の回復見通しを下方修正したことも、売りを誘った。

  7-9月(第3四半期)決算では、規制当局による制裁金の影響で営業費用が約3年ぶりの高水準に膨れ上がった。マイク・コルバット最高経営責任者(CEO)は、規制当局からの懸念を是正するのは「たやすいことではない」と発言。同行は3カ月前に比べ、失業率見通しを引き上げた一方、来年の国内総生産(GDP)成長率を引き下げた。

  株価はニューヨーク時間午前10時24分現在、3.4%下げて44.30ドル。年初から45%下げている。

House Financial Services Committee Hearing On Holding Megabanks Accountable

シティグループのコルバットCEO

撮影: Andrew Harrer/Bloomberg

  株価がマイナスに転落する前は、債券トレーディングの好調と貸倒引当金の減額が好感されていた。

  債券・通貨・コモディティーのトレーディング収入は第3四半期としては8年ぶりの高水準を記録。貸倒引当金はアナリスト予想を約15億ドル(約1600億円)下回った。

  トレーディング収入の好調はパンデミック下で顧客の動きが活発になったことによるもので、ウォール街の銀行全般が享受した。一方でシティの貸倒引当金はわずか22億6000万ドルと、前年水準に近いほど低く、ほぼ150億ドルだった1-6月からのシフトを鮮明にした。

  債券トレーディング収入は前年同期比18%増加し、37億9000万ドル。株式トレーディング収入は同15%増えて8億7500万ドル。いずれもアナリスト予想を上回った。

  第3四半期の純利益は34%減少し、32億3000万ドル。1株当たりでは1.40ドルと、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均の92セントを上回った。第2四半期は1株当たり0.50ドル、第1四半期は1.05ドルだった。

原題:Citi Drops After Reporting Cost Jump, Warning of Slower Recovery(抜粋)

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