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債券のリフレ取引、リスクはらむ-民主党「スウィープ」確信に危うさ

  • 米国債のイールドカーブは6月以降で最もスティープ化が進んだ
  • ねじれ議会の可能性が「利回り低下」をもたらすリスクとして浮上も

債券の弱気派でさえ、来月の米選挙での民主党勝利を市場が確信している度合いに懸念を示し始めている。

  しばらく前には、選挙結果を巡り民主党と共和党がもめるリスクをにらみ、投資家は11月3日の選挙後のボラティリティーに備えていた。しかし世論調査で民主党候補のバイデン前副大統領が2桁台のリードとなる中で、議会選挙でも上下両院を民主党が抑える「ブルースウィープ」あるいは「トリプルブルー」の観測が強まってきた。ブルー(青)は民主党を示す色だ。

A failed Democratic wave risks pushing long-term yields lower

  そうした場合に大規模な景気対策が打ち出されるとの期待から、先週は経済再膨張(リフレ)を見越した取引が勢いづき、米国債のイールドカーブは6月以降で最もスティープ化が進んだ。しかし、予想通りのシナリオとならなかった場合、市場は打撃を被る可能性がある。

  ゴールドマン・サックス・グループの金利チーフストラテジスト、プラビーン・コラパティ氏は「世論調査の現在のトレンドが続くならば、選挙結果で紛糾する確率は下がるだろう」が、それに代わって、共和党が上院の主導権を維持するねじれ議会の可能性が、「利回り低下」をもたらすリスクとして浮上しているとリポートで指摘した。

原題:Bond Market’s Reflation Bets Face Risk of a Divided Government(抜粋)

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