コンテンツにスキップする

新型コロナ、世界のリーダーシップ危機を露呈させた-ミルケン研究所

Commuters wear protective masks outside the Luz train station in Sao Paulo, Brazil, on Thursday, Oct. 8, 2020. 

Commuters wear protective masks outside the Luz train station in Sao Paulo, Brazil, on Thursday, Oct. 8, 2020. 

Photographer: Jonne Roriz/Bloomberg
Commuters wear protective masks outside the Luz train station in Sao Paulo, Brazil, on Thursday, Oct. 8, 2020. 
Photographer: Jonne Roriz/Bloomberg

新型コロナウイルスのパンデミックは世界のリーダーシップの欠如を露呈させた。ミルケン研究所と調査会社ハリス・ポールがまとめた調査では、危機中の経済運営で政府より企業の方を信頼したとの回答が多数を占めた。

  世界中の市民の70%以上が、自国の歴史の中で最低の時期にあると回答。自国のリーダーが現状を理解していない、または国民がどうなろうと「気にしていない」との回答は3分の2に近かった。2-10月にかけて実施された調査には27カ国から2万9000人余りが参加した。

  ハリス・ポールのジョン・ガーゼマ最高経営責任者(CEO)は、「新型コロナは公衆衛生の危機だが、他の多くの社会経済的な課題や政府機関にも波及した」とした上で、「われわれに共通の苦難は、恐らくウイルスよりも世界の舞台でリーダーシップが見られないことだ」とコメントした。

A Steep Covid-19 Curve

India is on track to pass U.S. infections

Sources: Johns Hopkins University and Bloomberg

  調査では61%が、新型コロナ流行中に国を運営し続ける上で企業が当局よりも大きな役割を果たしたとの認識を示した。「調査対象の全ての国で、企業は政府よりも頼りになり信頼できると見なされ、社会経済的問題を解決するために声を上げる新たな役割を担っている」と指摘された。

  9月に調査された12カ国のうち、政府のパンデミック対策を国民が強く支持したのは中国とマレーシア、インドの3カ国だけだった。米国で政府の対応を強く支持したのは3人に1人に満たなかった。

  調査では少なくとも3分の2はパンデミックが暮らしに及ぼした経済的影響は新型コロナウイルス自体よりも大きかったと回答。約69%が職を失うことを心配していた。

  

原題:
Coronavirus Has Exposed Global Leadership Crisis, Milken Says(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE