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ECBのグリーンTLTROに疑問の声-技術的困難や政府の役割指摘

欧州中央銀行(ECB)の条件付き長期リファイナンスオペ(TLTRO)での融資を環境問題の解決に向けた投資へと振り向ける「グリーン」融資構想には異論がある。

  ラガルドECB総裁は気候変動と闘うプログラムに融資する案に関心を示しているが、シュナーベル理事とドイツ連邦銀行のワイトマン総裁は、非営利団体ポジティブ・マネーによる提案に抵抗を示している。

  懐疑派は技術的な困難を挙げるほか、そのような活動は中銀ではなく政府の仕事だと主張する。

“The green TLTRO, as you called it, is a matter that is of interest and that we will look at.”

- Lagarde to European lawmakers on Sept. 28

  ラガルド総裁は昨年11月に就任する前から環境問題へのECBの関与拡大を支持していた。新型コロナウイルス感染拡大で経済・金融政策に大きな圧力がかかる中でもその姿勢は変えておらず、来年完了する予定のECBの戦略検証にも含まれている。

  ポジティブ・マネーがサステナブル・ファイナンス・ラブと共にまとめた提案は、環境に優しいプロジェクトに好条件で融資するという「グリーンTLTRO」。

  しかしECB債券購入についてもよりグリーンにすべきかの議論が昨年あったが、短時間で立ち消えになった。エコノミストらはグリーンTLTROも同様の道をたどると予想する。ダンスケ銀行のピート・クリスティアンセン氏は「一段と持続可能な経済へ移行しようとするラガルド総裁の熱意は非常に前向きなものだ」が、「そのような仕組みができる可能性は比較的低い」と述べた。

Longer-term loans make significant share of ECB balance sheet

原題:ECB Doubters Rebuff Green Loan Proposal Despite Lagarde Interest(抜粋)

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