コンテンツにスキップする

中国、人民元の急激な上昇抑制に動く-元安は促さず

更新日時
  • 「あまりに急激な上昇を望まない。しかし大きな下落も望まない」
  • ANZの邢兆鵬エコノミストが中国当局について指摘

中国人民銀行(中央銀行)は人民元の急激な上昇を抑える措置を講じたものの、下落を促すことはしていない。ある程度の上昇を容認する姿勢が示唆されている。

  人民銀は10日、人民元をショートするコストを高めていた2年越しの規則を撤廃。金融機関は12日から為替フォワードを通じた顧客向けの外貨買いの際に20%の準備金を預け入れる必要がなくなっていた。

  12日の中心レートはアナリスト予想より元安だったが、その差はわずかだった。元は同日午前の取引で一時0.6%下落したものの、過去3カ月では4.2%上昇している。

中国中銀、通貨高抑制へ -人民元ショートのコスト引き下げ

  アナリストらは、人民銀の動きが一方的な元高予想の取引を減らし急激な上昇を抑えるとみている。元は国慶節(建国記念日)の大型連休が明けた9日に約1.6%上昇し2019年4月以来の高値に達した。

  オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の邢兆鵬エコノミストは「当局は人民元のあまりに急激な上昇を望まない。しかし大きな下落も望まないため、慎重な動きをしており、トレンドを反転させることはない」と話した。

  人民銀は12日、中心レートを1ドル=6.7126元に設定した。ブルームバーグがまとめた市場予想の平均は6.7073元だった。

  

China's yuan has seen accelerating gains

原題:China Acts to Slow Yuan’s Rapid Ascent Without Causing Panic(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE