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英首相「なお大きな溝」とメルケル氏に伝える-EUとの通商交渉

更新日時
  • 英首相は通商協議が妥結するか、その範囲に達する期限を15日に設定
  • EU当局は英首相が脅しを実行しないと楽観しているが引き続き警戒

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ジョンソン英首相は11日、今週の欧州連合(EU)首脳会議に先立ち、ドイツのメルケル首相と電話で会談した。ジョンソン氏は、英国とEUとの自由貿易協定(FTA)交渉について、双方の間に大きな溝が残っていると伝えた。

  通商協議が妥結するか、その範囲に達する期限を15日に設定しているジョンソン首相は、交渉打開に向け自らの関与を強めようとしている。11日にはメルケル首相との会談に先立ち、フランスのマクロン大統領とも電話で会談した。

  英首相官邸の報道官は「特に漁業権と公平な競争条件の分野で大きな溝を埋めるには、今後数日中に進展が必要だと首相は強調した」と説明した。

BRITAIN-POLITICS

ジョンソン首相

Photographer: Leon Neal/AFP via Getty Images

  ジョンソン首相は、合意が見通せない場合には、15日に通商交渉から手を引くと警告。EU当局者は首相が脅しを実行しないと楽観しているが、15日までに動きがなければ、なおそうする恐れがあると警戒する。

英・EU通商交渉、見かけほど悪くない可能性-当局者は合意に前向き

  首脳レベルの介入は、3月の開始からほぼ膠着(こうちゃく)状態に陥っている交渉が大きく加速すると期待させる。EU側はジョンソン首相の関与が不十分だとこれまで批判してきたが、EU首脳会議に先立つ独仏首脳との電話会談が、行き詰まりの打開を促す可能性があると受け止めている。

  英・EUの協議は12日にブリュッセルで再開し、メルケル首相やマクロン大統領が出席する15、16日のEU首脳会議まで少なくとも続く予定。EUに合意の用意があるとジョンソン首相が納得すれば、ブリュッセルでさらに2週間続けられる可能性が高い。

原題:
Johnson Tells Merkel That Gaps Remain With EU as Time Runs ShortJohnson’s Weekend Diplomacy Leaves EU Trade Deal in the Balance(抜粋)

(4段落目以降に協議の見通しを追加して更新します)
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