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中国、可能な限り「通常の」金融政策を維持する-人民銀総裁

更新日時
  • 家計の貯蓄と所得における「妥当な」増加を政策当局者が促す計画
  • 人民銀はデジタル通貨の研究と試験的活用を加速-陳副総裁

中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は、可能な限り「通常の」金融政策を維持する方針を示した。

  10日付の人民銀系「中国金融」誌に掲載された寄稿で易総裁は、家計の貯蓄と所得における「妥当な」増加を政策当局者が促す計画だと説明。流動性が幾分潤沢な状態が続くよう確実にするとも続け、マネーサプライと社会全体のファイナンスの適切な伸びを促す一方、過剰な流動性が経済に投じられるのは回避するとも付け加えた。

People's Bank of China Governor Yi Gang Exclusive Interview

中国人民銀行の易綱総裁

  世界の主要国・地域の大半は新型コロナウイルス感染拡大による経済への影響を和らげるため、金融・財政政策を動員しているが、易総裁は過剰な刺激は債務拡大と資産バブルを招きかねないとして、慎重姿勢を示した。

  人民銀の陳雨露副総裁は同誌への別の寄稿で、過剰流動性の結果として起き得るインフレや債務増大、資産バブルの形成を人民銀は阻止すると指摘。ただ、新エネルギーセクターについては、国外事業を拡大する企業などへの金融支援を中国は増やすべきだと主張した。

  人民銀はデジタル通貨の研究と試験的活用を、支払いの安全性を確実にしながらコントロール可能なやり方で加速させるとも説明したが、工程表は示さなかった。

原題:China to Maintain ‘Normal’ Monetary Policy, PBOC Chief Says (1)(抜粋)

(人民銀副総裁の寄稿を4段落目以降に追加して更新します)
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