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北朝鮮が軍事パレード、朝鮮労働党創建75周年の祝賀行事

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北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は10日、少なくとも2年ぶりの規模となる軍事パレードを行ったもようだ。この日は党創建75周年の記念日で、金委員長が予告していた「新たな戦略兵器」を披露する場になるとみられていた。

  韓国は同日午前、北朝鮮で軍事パレードが実施された兆候を察知した。韓国軍合同参謀本部は平壌の金日成広場で「大規模な車両および人の動き」があったとの声明を出した。北朝鮮の国営メディアによる映像公開はまだない。

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パレード実施に向けたリハーサル(平壌、9月17日)

  北朝鮮は軍事パレードで、固体燃料の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を披露した可能性がある。このICBMは液体燃料方式に比べて配備・発射がより迅速にできるため、米国はこれまでより短時間で対応を迫られることになる。北朝鮮によるICBM試射は2017年11月が最後。ただ、昨年に技術を改善させる新たなエンジンテストを実施した。多弾頭ICBMを開発させたかも注目される。

North Korea Military Parade

2018年の軍事パレードで披露されたICBM「火星15」

  北朝鮮の核開発プログラムで目立たないものの、輸送起立発射機(TEL)も極めて重要だ。移動式で橋の下などに隠しておいてからミサイルを発射できるためだ。TELが増えれば、北朝鮮が攻撃を仕掛ける能力は上がり、追加攻撃能力を十分に備えることになる。TELに使われる車両などを中国などから輸入した金委員長は自国での建造を試みてきた。

  北朝鮮はまた、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)開発も行ってきた。1年前に試射した北極星3号は射程が推定約1900キロメートル。金委員長の下で発射された固体燃料ミサイルとしては最も技術が進んでおり、北極星3号がTELに搭載されれば韓国全土と日本の大半が射程内に入り得る新たな戦略兵器となる。

North Korea Projectile

元山の近郊から発射される北極星3号(2019年10月)

原題:Kim Jong Un Set to Show Nuclear Advances in Message to Trump (1)(抜粋)

(第2段落に韓国軍合同参謀本部の発表を加えて更新します)
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