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ドル全面安、休場明けの人民元高で-ドル・円は105円台後半

更新日時

東京外国為替市場ではドルが全面安。中国の大型連休、国慶節(建国記念日)の休場から明けたオンショア中国人民元が対ドルで昨年4月以来の水準まで上昇したことが影響、ドル・円の押し下げ要因にもなった。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時19分現在、前日比0.1%安の1ドル=105円93銭。ここまで106円04銭を高値に一時105円81銭まで下落
  • ドル・オンショア人民元は前営業日比1.3%安の1ドル=6.7124元。一時、昨年4月22日以来の6.7080元までドル安・元高が進行
  • ブルームバーグ・ドル指数は前日比0.2%安の1168.63

市場関係者の見方

ソシエテ・ジェネラル銀行の鈴木恭輔為替資金営業部長

  • 休み明けの人民元高がドル全面安につながっている
  • ドル・円も人民元主導のドル安圧力が波及して下落
  • 中国株も上昇しており、休み中のPMIなどが堅調だったことや世界的に株がしっかりした地合いだったことなどを好感か
  • 米大統領選を控えていることや米追加経済対策協議の行方、来週に焦点になるとみられる英・欧州連合(EU)の通商交渉などを前にあまりアクティブに取引する感じではない。ドル・円の下値も限定的になりそう

外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長

  • ドル・円の下落は、今週にかけての上昇で日足・一目均衡表の雲の上限を抜けきれず、上値が重かったというテクニカル的な要因も大きそう
  • 短期的には追加経済対策の動向に模様眺めでドル・円も動きづらい。1週間物の予想変動率も5%を割れ、財政巡り迷走が続くことを意識
  • 協議は迷走しているが、財政を出す方向では同じ。投資家の目線も押し目は拾うが上値は追わないという感じで、105円70銭割れは買いたい向きが多いものの、106円半ばにかけては売りが並ぶ
人民元高主導のドル安がドル・円の重しに

背景

  • 国慶節の大型連休が明けた9日の中国本土の金融市場で人民元が対ドルで上昇、株式も値上がり
  • ホワイトハウスは8日、協議が難航している経済対策案への姿勢を転換させた。民主党のペロシ下院議長が細切れの法案を拒否する姿勢を明確にしたのを受け、再び大規模な経済対策案に政権側が傾いている兆候
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