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カンザスシティー連銀総裁、FRBは債券購入で一段の透明性を

  • 政策金利と比べ債券購入策は「最低限のガイダンス」しか出ていない
  • 景気回復の速さには励まされるが、まだ最悪期は脱していない

カンザスシティー連銀のジョージ総裁は債券購入プログラム計画を巡り、米金融当局は公に対する透明性を向上させる必要があるとの見解を示した。

  ジョージ氏はカンザス州立大学ウィチタ校が主催した経済見通しに関する会議で講演。事前に用意された講演原稿によれば、「こうした資産購入に関する米連邦公開市場委員会(FOMC)の意図について、一段と詳細なガイダンスを提供することが重要だ」と指摘。「これは透明性と説明責任の問題だが、資産購入の効果を確実にする上で重要な要素でもある。こうした課題に関してFOMCメンバーらと協議したい」と述べた。

  9月15、16両日に開かれたFOMC会合の議事要旨によれば、FOMCは将来における資産購入プログラムの在り方について、次回11月の会合で議論する準備が整っているように見受けられる。

  ジョージ総裁は債券購入に対する自らのスタンスは示さなかったが、FOMCは「政策金利についてかなり明確なガイダンス」を示しているのに対し、債券購入プログラムについては「最低限のガイダンス」しか与えてきていないと指摘した。

  新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以降の米景気動向は、ジョージ総裁を含む当局者の予想以上に良好だが、消費者や企業が新型コロナを問題視しなくなるまで経済の完全回復はないだろうと同総裁は述べた。

  「景気回復の速さには励まされるが、見通しには著しいリスクがある」と述べ、「まだ最悪期は脱していない」と続けた。

原題:Fed’s George Calls for More Clarity on Its Bond-Buying Plans (1)(抜粋)

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