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ゴールドマンのコーエン氏、株式相場に「大きな下振れ余地」と警告

米選挙を控えた株式市場には相場が大きく下落する可能性が潜んでいると、ゴールドマン・サックス・グループの上席投資ストラテジスト、アビー・ジョゼフ・コーエン氏は指摘する。経済と政治を巡る状況はあまりにも予測不能で、ストラテジストらを絶句させるほどだという。

  コーエン氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「当社のモデルに容易に当てはまらない要素」次第だが、「かなりの下振れ余地があり得ると非常に憂慮している」と述べた。その要因として「議会の動向と大統領の発言、そしてもちろん選挙の結果」を挙げた。

Abby Joseph Cohen speaks on “Bloomberg Surveillance.”

出所:ブルームバーグテレビジョン

  3月からの株式相場回復は一握りの超大型ハイテク株が主導してきたため、株式市場にはバリュエーションの「大きなギャップ」があるとコーエン氏は指摘。このために市場は予想外の悪材料に対して大きく反応しやすくなっていると警告した。2日前、トランプ大統領が景気対策交渉を選挙後まで停止すると明らかにし、株式相場は急降下した。

U.S. stock investors are trying to navigate political and economic risks

出所:ブルームバーグ

  「これまで数式を真剣に重視してきた金融のプロは、ここに来てかなりの無力感を抱いているだろう。モデルでは適切に反映させられないボラティリティーは、市場だけでなく、経済や政策、当然ながら投資家のセンチメントにも広がっている」と話した。コーエン氏は1990年代、米国で最も人気の高い株式ストラテジストとして名をはせた。

原題:Goldman’s Abby Joseph Cohen Warns of Considerable Stock Downside(抜粋)

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