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ECB政策委、ユーロ高や低調なインフレ期待に警戒-議事要旨

  • ECB、9月9-10日開催の政策委会合議事要旨を公表
  • 不透明性の高さを指摘、「安定した姿勢を保つことが最も適切」

欧州中央銀行(ECB)の当局者らは9月9、10両日の政策委員会会合で、リセッション(景気後退)との闘いにおいて油断は禁物であり、ユーロ上昇は不可避だとの投資家の認識を打ち消す必要があるとの考えで一致した。

  ECBは8日、政策委の議事要旨を公表。それによると、当局者らはユーロ高が金融政策の効果を一部打ち消し、インフレ見通しに大きな影響を与えることに懸念を表明した。チーフエコノミストのレーン理事は、インフレ期待が「非常に抑えられた」水準にあり、さらに低下するリスクがあるとの認識を示した。

  議事録によれば、「不確実性の高い現在の環境では金融政策について安定した姿勢を保つことが最も適切だと見なされた」が、「同時に、不確実性の高さを踏まえ『裁量の余地』を残す必要性を説く議論もあった」という。

  ユーロの為替レートを含め入ってくる情報を全て注意深く検証し、「必要に応じて適切な政策行動を取る柔軟性を維持する」と当局者らは強調した。

  ユーロ圏経済の動向はほぼECBの予測に沿っていると結論付けたものの、ラガルド総裁が域内経済の回復についてより楽観的な論調を採用するべきだとの意見もあったという。

原題:
ECB Wary of Complacency on Euro Gains, Depressed Price Outlook(抜粋)

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